TALKING ABOUT REVOLUTION ー Conversation with CLEVELAND“CLEVIE”BROWNE。

…クリックすると補足解説しています。

ICON 8/30〜9/1まで、東京COTTON CLUBで開催された「STEELY & CLEVIE'S LEGACY TOUR *」に、CLEVIEことCLEVELAND BROWNEが来日しました。本サイトのユーザーにはCLEVIE氏の説明は不要と信じますし、CLEVIE氏がWYCLIF "STEELY " JOHNSON氏と共に〈STEELY & CLEVIE〉としてレゲエ史に多大なる功績と貢献をしてきたコトも、また同公演がSTEELY氏へのトリビュートとして開催されたコトとかも理解頂いていると思いますので、諸々の「前書き・説明・紹介」は省かせて頂きます。既にサイト内で掲載してきました特集ページ等を改めてご確認頂ければ幸いです。

CLEVELAND“CLEVIE”BROWNE

 で、昨年にVP RECORDSより『STEELY & CLEVIE - REGGAE ANTHOLOGY / DIGITAL REVOLUTION(L) *』『STEELY & CLEVIE / MEMORIES(R) *』がリリースされているコトもあって、弊社はVP RECORDSの日本代理店として公演の告知等に協力させて頂きました。で、自分もその関係で全公演を確認するだけでなく、直接CLEVIE氏とも面会でき、色々と会話をすることができました。また公演開始前夜に公演を企画したオーバーヒートの『Riddim TV』にCLEVIE氏が出演された際に同席させて頂き、色々と話を聞かせて頂きました。今回に貴重な時間を与えて頂いたオーバーヒートの石井志津男氏並びにスタッフ御一同、またCOTTON CLUB関係者御一同に感謝致します。この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。


STEELY & CLEVIE'S LEGACY TOUR
 で、以下はCLEVIE氏と接した四日間に、直接会話をさせて頂いたものの内容になります。色々とかなりディープな会話もさせて頂き、「ココからの続きは時間が足らないから、ジャマイカからスカイプでやろう」「今話している話はとっても重要だから、本にしたいぐらいだ。もっとちゃんと時間を取って話そう」とか言われたりもしましたけど、自分の個人的な興味から次々と勝手に質問させて頂いた内容に対して、食事中でも手を止めて至極丁寧かつ誠実に回答頂けたコトに感謝しています。自分のワガママに付き合わせてしまったコトも申し訳なく思います。


 で、その色々と会話させて頂いた中からココでは『STEELY & CLEVIE - REGGAE ANTHOLOGY / DIGITAL REVOLUTION *』『STEELY & CLEVIE / MEMORIES *』に関連した内容をご紹介したいと思います。改めて作品のご理解等に役立てば幸いです。


Conversation with
CLEVELAND "CLEVIE" BROWNE

…クリックすると補足解説しています。

◆ そもそもデジタルな音を取り入れることにした理由はなんだったんですか?

ICON photo興味だね。新しいものへの興味。他のジャンルでも取り入れられていたし、それが当時は「新しい」とされていたから興味を持ったね。いや、周りはそうでもなかったよ。自分がバック・バンドを務めていたFREDDIE McGREGORもデジタルでレゲエを演ることには懐疑的だったね。GREGORY ISAACSもそうだった。大きな関心を寄せてはなかった。彼らに限らず、みんな「レゲエは生音のバンド・サウンドでやるべき」という考え方だったね。ただ、シンドラム(シンセサイザーのドラム)とか、一部でデジタルの音色を使うこともあったから、デジタルの音色に対する拒絶と言うよりは、全てをデジタルで打ち込みですることに対する反発だったり、人が生でドラムを叩いたり、楽器を演奏しないことに対する拒絶と言う感じだったと思う。「ライヴ=生」な音に対するこだわりが強かった時代だったと思う。


◆ CLEVIEさんはそれこそドラマーで、実際に10代からずっと生で演奏していたわけですけど、ご自身は「生で演奏しないこと」に対する反発や拒絶はなかったんですか?

ICONなかったね。全くなかった。それ以上に新しい音や音楽を作ることに興味が強かったし、そうしたテクノロジーの発達を取り入れて行くことにも興味があった。あと、一つのきっかけはPRINCEだね。彼の楽曲を聴いて、新しいとも思ったし、単純に格好良いと思ったし、なにより実際にそれが世界的に売れていたのも大きかったね。自分の興味もだけど、レゲエが世界で人気を得ていくためには、世界の音楽の中で遅れを取らないためには、そうした新しいテクノロジーを取り入れた試みは必要だとも感じていたね。


◆ CLEVIEさんはFREDDIE McGREGORのバック・バンドのSTUDIO ONE BANDや、FREDDIEをヴォーカルとしたGENERATION GAPでドラマーを務めていて、STEELYさんはROOTS RADICSでキーボードを務めていてバラバラに活動していたということですけど、それでも二人でそうしたデジタルとかの興味とかの話は出来ていたんですか?

ICONSTEELYとは話した通り、お互いが10代のはじめに知り合ってからずっと親密な関係だったから、互いに違うバンドで動いていても頻繁に連絡は取っていたし、会ってもいた。あと、当時はよくバンド同士で「ヘルプ」があって、バンドが違っても一緒に演奏したりする機会もあったんだよ。どっちかのバンドで「今日はドラマーが都合が悪い」となると自分が叩きに行ったり、逆に「キーボードが都合悪い」となるとSTEELYが来たりとか、GENERATION GAPとかは特にそうだったし、当時のジャマイカのバンドはそういうことが多かったからね。


◆ STEELYさんもデジタルに対しては反発とか拒絶はなかった、と。

ICON photoうん。自分と一緒だね。彼も新しいものに興味があったし・・、まぁ、振り返ると出会いからSTEELYが亡くなるまで自分達二人の音楽に対する考え方や感覚はホントによく似ていたと言えるね。それをベースに互いにアイディアや意見を出し合って音を作る作業が楽しかったということだね。音楽に対する感覚が一番近かった感じだね。


◆ お二人がタッグを組んで〈JAMMY'S〉*で「DIGITAL REVOLUTION=デジタル革命」を起こすことになるわけですけど、最初のデジタルのヒットと言えば、お二人によるものではなく、[SLENG TENG]リディムになると思います。

ICONうん、「全てデジタルで打ち込んだリディム」としての成功はWAYNE SMITHの「Under Me Sleng Teng」だね。「最初の成功、ヒット」という意味では。ただ、それは「発明」とか「偶然」ではなく、それがヒットする状況が存在していたのはあったと思う。他のジャンルでのデジタルなトラックも多かったし、ゲーム・ミュージックとかもあったり、レゲエでもシンドラムとかドラム・ボックスとかデジタルな楽器を使用していたり、シーンというかジャマイカの中でそれを受け入れる状況は出来ていて、それで楽曲のインパクトもあってヒットした感じだったと思う。ちょうどそのデジタルの時代が来るべきして来た感じで、その最初の成功ときっかけが[SLENG TENG]になったと言えるとも思う。


◆ お二人が「革命」を起こしたと言われる点はどこになると説明されますか?

ICON photoデジタルを用いたレゲエ・リディムの基本を作ったということだね。つまり、それまでの生音、生で演奏して作ってきたレゲエのリディムを、デジタルで作り出した時代に、その基本となる作り方を提示したことだね。〈JAMMY'S〉*で作った[DUCK][PUNNANY]とかの数多くのリディムも、〈STEELY & CLEVIE〉として独立した以降のどのリディムも大ヒットしたけど、それこそ、ある年のRJR(ジャマイカのラジオ局)の年間チャートの上位100曲の中で75%以上が自分達のリディムの曲で占められた時もあったけど、いや90%って言ってもいいかな、とにかくそうやって自分達が作るデジタルなリディムが大きな成功を収めて受け入れられたコトとか、あとDAWN PENNの「No No No」とかもジャマイカだけではなくアメリカの『Billboard』で何週にも渡って上位に入ったりしていたように世界中で受け入れられたコトで、自分達のリディムの作り方が「正しいもの」として支持も評価も得ることができた。それを他のプロデューサー達が後追いすることになったわけで、現在までのダンスホール・シーンで生まれるデジタルのリディムは全て自分達のフォロワーになると言えると思うんだ。そうだね、〈STUDIO ONE〉がレゲエにとっての基本のように、〈STEELY & CLEVIE〉がデジタル以降のダンスホールの基本だと自負してるよ。そういう意味で『REGGAE ANTHOLOGY / DIGITAL REVOLUTION』は、デジタル以降のダンスホールの基本曲集とも言えると思う。コレが現在のダンスホールの原点でもあるとね。


◆ 今回のショーを観て、CLEVIEさんが生のドラムで、デジタルで打ち込んだドラム・パターンをその通りに演奏する様子に感銘を受けました。

photo

もともとドラマーだからね(笑)。うん、ただ、デジタルでドラム・パターンを打ち込む時でも、ドラマーとして培った感覚で打ち込んでいたし、それまでの生演奏にこだわった人達でも自分達のデジタルなリディムをすんなりと受け入れてくれたのも、そうした生で演奏していた感覚を大切にしたこととは大きいと思う。理解して欲しいのは、デジタルによってレゲエが変わってしまったのではなく、過去からの、それこそ〈STUDIO ONE〉からのレゲエをデジタルで改めて表現していくことにしたわけで、レゲエの本質とかは変えてはいないんだよ。


◆ その象徴的な作品として『PLAY STUDIO ONE VINTAGE *』もありました。

ICONそうそう、あの「No No No」も元々は『PLAY STUDIO ONE VINTAGE *』のために録った曲で、〈STUDIO ONE〉での名曲をデジタルで録り直してみた曲なんだ。それが昔からの人には懐かしいものとして、新しい人達には新曲と勘違いされてヒットしたんだ。FREDDIE McGREGORの『NOW *』もそうだね。同じコンセプトだよ。FREDDIEはあのアルバムのために録った「Prophecy」とかがダンスホール・シーンで新曲としてヒットして、FREDDIEに限らず、DENNIS BROWN、GREGORY ISAACSとか多くのキャリアを積んだシンガー達にとってはDJが台頭してきた時代で難しい時期だったけど、ダンスホール・シーンでも活路を見出すことに成功して、FREDDIEはその直後にその成功をベースに『SINGS JAMAICAN CLASSICS *』シリーズで大きな成功を得て、現在までのトップ・スターとしてポジションをより確かなものにしたんだ。FREDDIEはSTUDIO ONE BANDやGENERATION GAP以前から仲間だし、自分達にも色々とチャンスを与えてもくれたし、いつも助け合う関係だね。だから、その成功は嬉しいよ。うん、FREDDIEがPOLYDORから『FREDDIE McGREGOR』で世界進出した時(87年)も、変わらず自分達をバックにアルバムを制作させてくれたことも嬉しかったし、それがイギリスとか世界で成功したのも自信になったし・・、うん、あのアルバムでは自分もプロデューサーの一人として協力したりしたしね、FREDDIEからも色々なチャンスを与えてもらっているんだ。


◆ はい。で、戻りますが、お二人としては、デジタルを用いて過去を再生するだけでなく、新しく伝えることにも心掛けて来た、と。

ICONそうだね、デジタルで全てを変えてしまったというわけではなく、デジタルによって過去のレゲエの魅力を本質はそのままに新たに届けることにも貢献してきたつもりだよ。でも、そこには自分達二人共がミュージシャンとしてずっとレゲエが生まれた時から一緒に育って来たこと、聴いてきたり、演奏してきた中で培ったものが多いんだ。うん、レゲエの本質を理解してきた経験が十分にあったわけで、自分達は突然デジタルを持ち込んでシーンを変えた新参者とか部外者ではないんだよ。レゲエの歴史と共に生きてきたし、ずっとそれを作ってきたミュージシャンなんだよ。そしてデジタルでレゲエを前進させた、ってことだね。あと、デジタルだと、誰でもが簡単にレゲエのリディムを作れたりすると勘違いもされるけど、間違ってはいけないのは機械は機械に過ぎなくて、結局はそれを扱う人が重要ということだ。うん、センスもそうだけど、経験と知識とアイディア、それとクリエイティヴィティとヴィジョンだね。コピーや似た様なものは作れても、本当の音楽は簡単には作れるもんじゃないんだよ。


◆ はい。では、MEMORIES *のコトも聞かせて下さい。

ICONホントに「Memories」で記憶に残る作品なんだ。多くの曲はSTEELYと録り溜めていたんだ。ジャマイカの名曲を自分達で録り直そうという企画で、『PLAY STUDIO ONE VINTAGE *』『OLD TO THE NEW *』に近いコンセプトだけど、もっとパーソナルなイメージだ。二人が昔から好きな曲をオリジナルのアーティストとかで録りたかった感じなんだ。自分達の記憶に残る曲という意味でも「Memories」なんだ。


◆ 制作中にSTEELYさんは病魔に倒れて・・、

ICONphoto そうだね。幾つかのプロジェクトを同時に進行していたけど、この作品の途中で入院してしまうことになった。STEELYはこの作品を仕上げることに意欲を見せていたけど、状況としては厳しいものがあった。だから自分は毎日のように病院に通って、STEELYと作品や楽曲のコトを話したり、報告したり、聴かせたり、確認したりして、自分で作っていかなくてはならなかったんだけど、それを協力してくれたのはDANNY BROWNEだ。そうだね、今回も一緒に来日している実の兄弟でもあるんだけど、それ以上に彼は〈STEELY & CLEVIE〉のほとんどの曲でギターを演奏していたし、自分としては〈STEELY & CLEVIE〉の「&」の部分はDANNYのコトを指すと言いたいぐらいのパートナーでもあるんだ。だから彼は他の誰よりも〈STEELY & CLEVIE〉のサウンドも知っていて、それをカタチにしてくれるのに協力してくれた。ミックスとかは彼が大半を担当してくれたけど、〈STEELY & CLEVIE〉として相応しいものに仕上げてくれたよ。STEELYにはその完成を届けることはできなかったけど、きっと満足してくれていると思う。DVDにはSTEELYへの追悼の意味も込めて、彼と共に凄し、歩んだキングストンのスタジオとかを紹介もしている。みんなにとっても「Memories」になってくれると嬉しいね。


◆ STEELYさんを失ったことは・・、

ICONみんなに聞かれるね(笑)。心配してくれる人も多い。自分のカミさんも「アナタは私よりSTEELYと一緒に時間の方が長かったから」って気遣ってもくれている。ただ、言えるコトは自分が誰よりもSTEELYのコトを知っている、というコトだ。その才能の素晴らしさも、素晴らしい人柄も。あと、自分にとっては最高の親友で、パートナーで、とても語り尽くせるものではない。それと、誰にも自分の彼を失った想いは話したくないんだ。少なくとも今はね。それは誰に話しても理解出来るものでもないし、理解して欲しいものでもないんだ。質問の答になっていなかったら申し訳ないけど、理解してくれるよね。


◆ 非礼な質問でスイマセンでした。

ICON
ううん、全然いいよ。自分は大丈夫さ。


STEELY & CLEVIE'S LEGACY TOUR
LEROY SIBBLES fr.THE HEPTONES(Vo)
STEELY & CLEVIE'S LEGACY TOUR
DANNY BROWNE(G)&LEROY SIBBLES
STEELY & CLEVIE'S LEGACY TOUR
STEPHEN 'LENKY' MARSDEN(KB)

▲ クリックで大きな画像が見られます。

◆ 最後に今回はLEROY SIBBLESさんをスペシャル・ゲストとしてしましたけど、その理由を教えて下さい。

ICONまず、LEROY SIBBLESが素晴らしいアーティストだから。それはTHE HEPTONESのヴォーカリストとしてもだけど、〈STUDIO ONE〉からアレンジャー、ソング・ライター、ベース・プレイヤーとしても活躍して、本当の意味でのレゲエのパイオニアの一人だから。さっきも話した通り、自分もSTEELYもレゲエの歴史と共に生きて来たけど、その中でも特に尊敬もしている存在だから。『REGGAE ANTHOLOGY / DIGITAL REVOLUTION *』にも『MEMORIES *』にも収録されているし、彼を通じて自分達が育ち、作ってきたレゲエの魅力を伝えたいのもあったけど、あと何よりもSTEELYが彼の大ファンだったんだよ。あとね、このツアーが終わって、ジャマイカに帰ったらLEROY SIBBLESのアルバムを録ろうと思っているんだ。全部オリジナルの新曲で録りたいね。それを〈STEELY & CLEVIE〉としてリリースしたいと思っているよ。


◆ それは楽しみですね。〈STEELY & CLEVIE〉のSTUDIO 2000の機材で録るんですか?

ICONいや、それは出来ないんだ。STUDIO 2000は売却したんだけど、その時に機材も一緒に売却したんだ。買った新しい持ち主がその機材をどうするか分からないな。いや、最初は自分の新しいスタジオに運ぼうとも思ったんだけど、機材が大きくて新しいスタジオの階段を通らなかったんだよ(笑)。現在のスタジオはSTUDIO 2000よりももっとパーソナルなスタジオでコンパクトな感じなんだ。自分専用と言うかね。いや、全く不自由はないよ。テクノロジーが進んでいるからね、以前のような大きな機材とかも使わないで作れるんだ。そうそう、「新しい」のが好きなんだよ(笑)。


補足解説

▼ STEELY & CLEVIE'S LEGACY TOUR

STEELY & CLEVIE'S LEGACY TOUR2012年8月30日〜9月1日に東京・丸の内のCOTTON CLUBで開催。3日間で6公演実施。来日メンバーはCLEVIE(Dr)に加え、DANNY BROWNE(G)/ STEPHEN 'LENKY' MARSDEN(KB)/ OWEN 'BASSIE' RENNALS(B)/ SKATTA(Vo/KB)+スペシャル・ゲストとしてLEROY SIBBLES from THE HEPTONES(Vo)。ショーの前半は〈STEELY & CLEVIE〉のデジタル産のヒット・リディムを生演奏でプレー、後半はLEROY SIBBLESを迎えてTHE HEPTONESを中心にジャマイカの名曲を披露した特別公演。3年前に他界したSTEELYへの追悼公演でも有り、STEELYの命日であった9月1日の最終公演終了後にはCLEVIEの呼びかけで黙祷も捧げられた。


DIGITAL REVOLUTION ▼ STEELY & CLEVIE - REGGAE ANTHOLOGY / DIGITAL REVOLUTION

89年〜05年までの〈STEELY & CLEVIE〉によるレーベル・ベスト・アルバム。年代順にSTEELYとCLEVIEが制作したデジタル・リディムによるビッグ・ヒットを全42曲収録。BONUS DVDには二人がジャマイカ/イギリスのテレビ番組に出演した際のインタヴュー映像も収録で、実際にリディムを制作する様子とかも再現してみせていたりする。


MEMORIES ▼ STEELY & CLEVIE / MEMORIES

現時点での〈STEELY & CLEVIE〉最新作でSTEELY最後の作品。二人が愛したジャマイカ名歌をデジタル・リメイクした名曲集。LEROY SIBBLES、JOHN HOLT他、オリジナル歌唱アーティストによる再演も多数。FREDDIE McGREGOR最新作『FREDDIE DI CAPTAIN』収録の「House Is Not A Home」も本作に合わせて制作されたもの。BONUS DVDにはCLEVIEが〈STEELY & CLEVIE〉のヒストリーを振り返り、ジャマイカのスタジオ他を案内。STEELYへの追悼盤としてもリリース。


▼ KING JAMMY'S / SELECTOR CHOICE VOL.1〜VOL.4

SELECTOR CHOICE VOL.1〜VOL.4〈JAMMY'S〉のベスト盤シリーズ。『VOL.1』〜『VOL.4』まで全て2枚組で全79曲。85年に全コンピューター=デジタルで制作して大ヒットを記録した[SLENG TENG]リディムによるWAYNE SMITH「Under Mi Sleng Teng」は勿論、〈STEELY & CLEVIE〉として独立する以前にSTEELYとCLEVIEが〈JAMMY'S〉から放った[DUCK][PUNNANY][CAT PAW]他のデジタル・ヒット・リディムによるビッグ・チューンを多数収録。80年代後半の「デジタル登場期」のダンスホールの魅力が凝縮された重要シリーズ。


▼ STEELY & CLEVIE / PLAY STUDIO ONE VINTAGE

PLAY STUDIO ONE VINTAGE 92年にリリース。STEELY & CLEVIEが〈STUDIO ONE〉の楽曲を全てデジタル・リメイクした企画作品。ALTON ELLIS、LEROY SIBBLES他、全てオリジナル・アーティストに歌唱させている点もポイントで、CLEVIEが語るようにDAWN PENNは本作に収録された「(You Don't Love Me)No No No」の自らのリメイクで世界的に大ブレイク/メジャー進出を果たした。STEELY & CLEVIEの「デジタルを用いてレゲエの遺産を再生・進化させる」姿勢を具現化した傑作。


▼ FREDDIE McGREGOR / NOW

NOW 91年にリリース。LITTLE ROY「Prophecy」、DOBBY DOBSON「Loving Pauper」他のジャマイカ名曲、FREDDIE McGREGOR自身の〈STUDIO ONE〉期の「Africa」を〈STEELY & CLEVIE〉がデジタル・リメイク。特に[TAXI]リディムを使用した「Prophecy」は、同リディムによるTIGER「Ram Dancehall」、FOXY BROWN「Sorry」他と共にダンスホール・シーンでヒット。FREDDIE McGREGORの〈BIG SHIP〉からの『SINGS JAMAICAN CLASSICS』シリーズへのきっかけとなった重要作。


▼ FREDDIE McGREGOR / SINGS JAMAICAN CLASSICS

SINGS JAMAICAN CLASSICS 91年の『VOL.1』から96年の『VOL.3』まで3作リリースされているFREV?DDIE McGREGORによるジャマイカ名歌リメイク・シリーズ。「Let Him Try」「I Was Born A Winner」他数多くのヒットが生まれ、世界的に大ヒット。本シリーズの成功で「ジャマイカの名曲を歌い継ぐシンガー」「国民的シンガー」として新たなる役割がFREDDIE McGREGORに授けられ、それは最新作『FREDDIE DI CAPTAIN』まで全うされている。全作を通じてFREDDIE McGREGORの右腕として参加しているのはCLEVIEの兄弟のDALTON BROWNE。現在はVP RECORDSより、シリーズ3作から厳選された楽曲と、その後に録られた名歌リメイクで構成された全38曲収録の『SINGS JAMAICAN CLASSICS DELUXE EDITION』が発売中。

 SINGS JAMAICAN CLASSICS DELUXE EDITION
SINGS JAMAICAN CLASSICS DELUXE EDITION
VP RECORDS / VP1838 / 2CD / 2008 RELEASE


▼ STEELY & CLEVIE / OLD TO THE NEW

OLD TO THE NEW 〈STUDIO ONE〉をテーマとした『PLAY STUDIO ONE VINTAGE』に続いて、〈JOE GIBBS〉をテーマにデジタル・リメイクした名曲集。J.C. LODGE「Someone Loves You Honey」のようにオリジナル・アーティストを起用したものもあるが、オリジナル・アーティストであるCULTURE「Two Sevens Clash」のリメイクにANTHONY Bをフィーチャーするなど、新旧アーティストを合体させてリメイクも多数。また本作用に制作されたALTON ELLIS「I'm Still Love With You」のSEAN PAULとSASHAのコンビネーションによるリメイクは、SEAN PAULの全世界ブレイク作『DUTTY ROCK』にも収録、同作からのシングルとしてもリリースされて、世界的に大ヒットを記録した。


ICON

文責:八幡浩司(24x7 RECORDS., INC.)



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