2010/7/30(Fri)
『RIDDIM』とご自愛を。



 んがー。昨晩から突然夏風邪モード・・。



 でも、そんなに大したコトはないから、週末でガッチリと治しましょ、と。来週はVPのチン・ファミリーも来るし、ちゃんとしとこ、と。あと、一年で一番好きな8月にも突入して、チーノとかも来るからガッチリといけるようにしとこ、と。皆さんもご自愛を、と。



 で、「ダリぃぜ」と身体は重くても、気持ちは前向き。今朝からマイ・クルーと発売開始となった新作Tシャツの発送作業を楽しむ感じ。全国の店頭向けのダンボールと、早速オーダー頂いた皆さん宛の荷物で、狭い事務所はパック・アップ。一枚ずつ確認しながら、「買ってもらった先で可愛がってもらえよ」と送り出す感じ。うん、気に入ってもらえたら嬉しいです。



 で、「よーし、全部出荷完了〜」となったところで、ピンポーン。来社頂いたのは『RIDDIM』誌編集長の大場さん。『RIDDIM』最新号をわざわざ届けにきて頂いた。暑い中、感謝です。



 リョー・ザ・スカイウォーカーが表紙の最新号では、リョー・ザ・スカイウォーカーは勿論だけど、ファイヤー・ボール、マイティ・ジャム・ロックのインタヴューが掲載。



 マイティ・ジャム・ロックは4ページもドーン。自分が書かせて頂いたジャンボ・マーチのインタヴューも掲載されていますので、チェック頂ければ幸いです。あと、絶好調のジプシャンのインタヴューも掲載されているので、こちらも是非チェック下さいまし。



 えー、来週の月曜日ですけど、月頭と言うことで、サイトを色々と更新する予定です。藤川毅さんの『レゲエ虎の穴』も更新ですし、色々と新しい情報とかもアップできると思います。是非お楽しみに、と。



 重ねて、皆さんご自愛を。そんで良い週末を。今週もありがとうございました。



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/29(Thu)
Tシャツ他情報をまとめてドーン。一部どーでもよいコトも。



 なんやかんやです。



 サクサクいきましょ。


 
 弊社の「ライス&ピーズ」から、〈ビッグ・シップ〉とのTシャツが本日から発売開始させて頂いてます。2種類あるので、チェックしてみて下さい。PCだとトップ・ページの下段の「SHOPPING SITE」から確認出来ます。



 弊社サイト以外の各店には明日に商品出荷をさせて頂きます。ROCKER ISLAND、DUB STOREのレコード店、RAGGA CHINA、ESP TRICK STAR、HECTIC、FIVE STAR、LIFE DAILYWEARのショップ、それとREGGAE ZIONのサイトでも販売頂きます。各店の皆さんのサポートにも感謝します。



 同時に「ライス&ピーズ」から「REGGAE TEACH ME EVERYTHING」Tシャツも同時発売です。弊社の10周年記念ブツ。価格も10周年特別価格。こちらは原則として弊社サイトのみの販売です。



 グッズと言えば、グリーンスリーヴスと7ユニオンさんとのコラボ・キャップが登場。プロデュースはDJバナ。渋谷LIBRARY他、全国で発売中。秋・冬にも続編登場予定。どれも良い感じにシュッとしています。是非チェックして下さい。



 あと、ネスタさんからも間もなくチーノの来日記念Tシャツ登場です。新作『NEVER CHANGE』が激快進撃中ですけど、来日も間もなく。『横浜レゲエ祭2010』での歌唱曲リストも到着。新作をガッチリと予習して参加すると良いと思います。ヒット曲満載です。



 次。VPとタワーレコードさんとのコラボCD『REGGAE MASTERPIECE』ですが、初回生産分完売で、追加生産分も大半の店頭で品切れとなっていましたが、昨日に再追加分が各店に出荷、本日より全店に補充されています。ご迷惑お掛けしてスイマセンでした。今回の再追加分で、生産は最後となりますので、是非お早めにご確認願います。



 で、VPと言えば、ジプシャンの登場したばかりの最新作『HOLD YOU』が絶好調。USでも好発進。そのジプシャンは、ニューヨークで新作発売記念の店頭イヴェントを実施。その様子は下記で確認出来ます。ビデオ・クリップとかとは違う本人の生々しい雰囲気が伝わると思います。「Hold You」も歌ってます。チェックしてみて。


 http://www.youtube.com/watch?v=GQbxOpDa26g



 もう一つVPと言えば、来週に創業者である「VP」の「P」こと、パット・チン夫人と、息子で現在トップのランディ・チン他、チン家族が大挙来日決定。香港に向かう道中で東京に寄る感じ。短い滞在だけど、楽しんでいってもらいたいところ。色々とお世話になります皆さんに感謝です。



 次。『COVERS Love & Unity』もリリース以来、順調に広がっている感じ。このままこのシリーズの特徴のダラダラ・ロング・セールスに突入して欲しいところ。収録曲で一番人気はスティーヴン・マクレガー人気もあってか、この天才君プロデュースのヤシマベスの「Time After Time」。姉弟曲。未聴の方はチェックして下さい。



 あと『COVERS』と言えば、このシリーズは全世界配信とか、各国でもリリースされているんだけど、先週に突然インドネシア盤(?)が到着。07年のシリーズ前作『COVERS Irie』が遅れて現地でリリースで、東南アジア各国で発売されるみたい。今日の写真はそれ。厚紙のデジパック仕様で、なんか豪華。こういう展開も面白いし、世界各地に届いていく感じもロマンを感じます。テレマカシー。




 どーでもいい話も。



 昨日はまた海外送金でトラブル。銀行で行員さんの指示通りに書類を記載したら、次の行員さんが「違う」と言うので書き直し。で、またその次の行員さんが「違う」と言って、イライライラっ。ウチの社名も「書き直せ」と言うので、確認したら「当行で御社名を登録した時に社名を入力し間違えたから、当行の間違えた社名の通りに書き直せ」と言われて、イライラもムカムカも通り越して、なんか呆然・・。



 ただ、そのままにしておけないので、文句を言うべく行員を呼んで、ガッチリと話してやったんだけど、その時に登場した行員さんが激プリティ〜。それまでの土偶やダルマと違って、スウィート&ラヴリー。でも、言うべきことは伝えるしかなく、なんか最悪な出会いに。「君のせいではないのは分かっているけど、酷過ぎるでしょ。こっちの気持ちも理解して」と言うグダグダ模様に〜。



 若干凹んで帰社したら、そのプリティーちゃんから電話。「先程の件、こちらで社名を正しく入力し直すので、社名が書かれた印刷物をファックスして欲しいですぅ」と激恐縮した感じで伝えてきた。声も可愛いにゃあ。



 で、張り切って、名刺とかのコピーを取りつつ、その周りに色々と犬とか熊のイラストも描いて、なんか「僕は怖くないですよ〜」をアピールして速攻ファックじゃなくて、ファックスしておいたら、即レスで「ファックス確認しました。入力も完了しました。あと、イラストもありがとうございます・・」と言われて、なんかアヘヘ・・。



 このまま「出会い」に持ち込みたいぜ、と思っていたら、そのオッサンの挙動不審な内緒の行動を見ていたマイ・クルーが「どうしたんですか?」と。なので、仕方ないから、色々と経緯とその送ったイラスト付きの紙を見せたら、「わーっ、きもーーーっ!」とドン引き。「絶対頭のイカれたクレイマーと思われてますよ」とブッた斬れられた。アカネ嬢なら「ファック・ユー」と言ったか。で、なんかまた凹んだ・・。そっか、やっちまったか・・、と。うん、確実にやっちまったな・・。全部夏のせい。



 あーあ・・。今夏も出会いはないか・・。竹原さん、連絡待ってます。



 そんな感じ。ではでは。

 

2010/7/26(Mon)
映画『ボルトはなぜ速いのか?』。



 今週もヨロシクお願いします、なんですけど、先週の話。


  
 先週の火曜日は映画の試写会に。



 プーマの事務所で開催されたのに、ナイキのTシャツで行っちゃう不手際で、ご招待頂いたオーバーヒートのECさんに「空気読めなくてスイマセン」と謝ったら、「そんなの気にすんな」と笑ってくれた。それでも「やっちまったよ」と凹みながら、ドレッシーなジャマイカ大使のご挨拶を聞いてたら、ランキンさんが網シャツ姿で登場した。なんか凹んで損した。



 映画は『ボルトはなぜ速いのか?』(原題『WHY DO JAMAICANS RUN SO FAST?』)。スペイン人の監督作品。広告はチェックしてたけど、「筋肉がどうとか、体格がどうとか、真面目なスポーツ学習映画かな?」ぐらいに思っていた。なので、正直期待感は薄く、「61分かぁ、まぁ、それぐらいなら飽きないで座ってられるかな」ぐらいだった。ただ、参加していたムーミンの子供達は上映前から既に飽きて暴れてた。



 で、61分間見た。



 で、それは「あっ」と言う間でオモロかった。



 ネタばらしになっちゃうけど、ウサイン・ボルトやアサファ・パウエルをはじめとする選手達、ボルト選手のコーチや栄養学の先生とかも色々出演なんだけど、メインはジャマイカの一般市民とか、ビッグ・ユース、イエローマン、エレファント・マン他のレゲエ・アーティスト達が好き勝手に「ジャマイカ選手はだから速いんだぜ」と持論を言いまくったりする映像の連発。その「迷いのない断定」、何の裏付けもない自信たっぷりな暴言を言いまくる感じが激ナイスで、ジャマイカ人ならではのオリジナルな愉快気質が全開。



 また、「第三世界」=ジャマイカの貧困や暴力の現実とか、レゲエ/ダンスホールとかにも切り込んでいたりもして、そうした側からの視点で、ウサイン・ボルト選手がボブ・マーリーと同様に国の英雄になる理由とかも伝えてくれる。ジャマイカ人の国への愛情と誇り、そうした部分での特別な気質とかも伝えてくれる。



 なので、純粋なレゲエ映画ではないですけど、コレはレゲエ・ファンにはかなりお勧めの作品。レゲエが生まれた背景を理解するのにも役立つハズ。楽しめるハズ。エデュケーションとエンターテイメントが同居した作品。ドキュメンタリーというよりもなんかロード・ムーヴィーと言うか、旅をさせてくれる感じ。全編レゲエがサウンド・トラック。編集もリズミカル。



 で、一瞬、マイティ・クラウンのサイモン大将も出てきてビックラ。「こちらも世界チャンプだもんな。流石だね。それによくこの気質の人達の国でトロフィーをゲット出来たもんだ」と改めて感心。で、そのコトを後日にサイモン大将にメールしたら、「違うインタヴューの場面を勝手に使われた感じ。まあ別にいいけどね。スペイン人もなかなか強引だね」と苦笑いモード。まっ、それでも良い感じで出演していますのでチェックです。



 先週にポニー・キャニオンさんからリリースされたばかりで3500円。機会あれば是非見てみて。



 で、見てみて、と言えば、高校野球の地方予選の試合。土・日と続けてテレビ観戦した神奈川県予選を勝ち抜いている横浜隼人高校は良いぞ。ユニフォームは阪神タイガースのパクリ。荒っぽい試合展開も漫画みたい。ナイス。



 で、試合観戦と言えば、週末にベイ・ホールに「ロード・トゥ・横浜レゲエ祭」も見てきた。アポロ優勝。DJ歴3年目で21才とか。これまた漫画みたい。ナイス。



 あと、その夜の中で、個人的に一番ツボだったのは、アカネ嬢が暴発している時に、横で見ていたアカネ嬢が所属するブッシュ・ハンターの大将のノブさんの口が漫画みたいにアングリと開いていたコト。ナイスでした。



 今週も頑張りましょ。



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/23(Fri)
MIGHTY JAM ROCK『3 THE HARDWAY X』。



 今日も暑過ぎ・・。きっと『SUNFEST』開催中のモンティゴ・ベイよりもこっちの方が暑いでしょ。なんか危険な感じすらする。



 さっき一瞬出掛けたけど、日焼け対策フル装備の小娘が犬を散歩させていて、ムカっ。犬が可哀想。暑過ぎそうで可哀想。馬鹿な飼い主で可哀想。こんなアホなオッサンでもマイ・クルーを自宅待機させてんのに。うん、ウチの事務所もかなり危険。「日当り良好」なのも良いコトばっかじゃないね。



 で、一人で居る時に限って、なんか荷物届いたり、電話とかも多くてアララ。トイレに入っている時に限って電話が鳴るのはウチのジンクス。仕方無く、変態みたいな格好で電話取ってることも多々。マイ・クルーもそうした経験多数の様子。なので、今後に電話頂いた時に、こちらの態度が妙だったら察して欲しい。長話とかしないで。「暑いですね〜」とかのイントロも省略希望。スカイプとかやらない理由も分かってくれ。想像でなく、理解してくれ。



 で、一人で仕事しながら色々と試聴。リリース多数時期で、頂くサンプルとかも多数。お心遣いに感謝します。丁寧なレターとかにも感謝です。その「発送」だけではない仕事の大変さは理解しているつもりなので、深く感謝と恐縮です。



 で、何回も聴いているのはマイティ・ジャム・ロックの新作『3 THE HARDWAY X』。先日にビクターの阿久津さんからDVD付きの豪華版の方のサンプルを頂きましたけど、それ以前に頂いた試聴盤の時から何回も聴いている。縁あって、次号『RIDDIM』でのジャンボ・マーチのインタヴュー原稿を書かせて頂いたんだけど、頂いた時からその仕事のためにだけではなく、個人的にも何度も繰り返し聴いている。i-podにも入れて、外出したり、走ったりする時にも聴いているんだけど、それぐらい何度も聴いてて気に入っている。



 タイトルの『X』は「10」の意味。10作目。リリース直後で、未聴で楽しみにしている人も多いだろうから、多くは触れないけど、これまでの活動と経験を踏まえた上での作品。その意味では、これまでのどの作品もそういうコトになるんだけど、「個人的な意見」と前置きさせてもらうとして、今作はこれまでのどの作品よりも、それがダイレクトに伝わるし、大きな変化も感じていている。「変化」と書けば、誤解も生みやすいけど、「ブレ」とかそういうコトではない。その部分は変わらない。



 「個人的には」、マイティ・ジャム・ロックの作品の大きな魅力は、常にその時点での最新のジャマイカ・シーンの動きに対して、どう「回答」してみせるか、といった点でもあって、日常的にジャマイカのレゲエを取り扱う身として、そこに強い興味も親近感も抱いていたけど、本作でもそのスタンスに大きな変化はない。



 ただ、これまでの「最新のジャマイカを追う」部分に加えて、「自分達の理想とするジャマイカを追究する」部分がより強く打ち出された作品に思う。初期からのジャマイカを意識する部分はそのままに、その上でそれをどう自分達の理想とする楽曲/作品に仕上げてみせるか、消化し、昇華させ、「回答」を出すか、に努めてきたとすれば、本作はこれまでのどの作品よりも強く「回答」してみせていると感じている。長く聴き続けてきたファンが理想として、期待し続けた「マイティ・ジャム・ロック」を、彼らは本作で、その理想と期待を大きく上回って、明確に、簡潔に提示してくれていると思う。少なくとも自分の期待してきた彼らのそれ以上が本作にはあると思っている。



 で、そうした意味では「これまでの集大成」と言えば、そうかもしれないけど、それよりも、早くも次への期待が高まるし、あくまで途中経過であり、今後への通過点的な作品に過ぎなかったことになるのでは、との予感の方が強い。前作から本作への「変化」、その進化と成長のハンパ無さを考えれば、ココから次への展開がもう気になるのは仕方ないハズ。だから最高傑作と思っても、まだ言わない。



 まっ、あと、ジャマイカのレゲエに携わる身としたら、音も言葉もフローもどんどんソリッドに、シャープになって、よりダンスホール的な「引き算」でイメージを膨らませてくれているのが面白いんです。それなのに伝わる世界と感情は逆に立体的で想像力を膨らませてくれる感じが好きなんです。



 レゲエとか、特にダンスホールは想像する音楽でもあると思うんです。その想像力を刺激して高めてくれる楽曲や作品が個人的には好きで、PL法みたいにバカ丁寧な曲とかはなんか物足りないんです。曲を聴いて、自分で絵が見えたり、臭いを想像する方が楽しいんです。で、それをリアルに想像させてくれる力のある曲を「ハードコア」だと思っています。それはシリアスからユーモアまで含めて。で、そういう自分の楽しみ方もあって、本作を何回も聴いてたりします。



 はい、書き過ぎ・・。



 あと、改めて、全て「個人的な意見」です。念のため。



 まっ、オッサン的な面倒臭さは抜きにして、先入観とかも抜きにして、まずは是非聴いてみて。あと、いくら想像力があっても、オッサンが一人で事務所に居る時にやっているコトとかは想像しないで。違う意味でハードコアだしね。



 良い週末を。今週もありがとね。



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/22(Thu)
MURO『ROCKERS REVENGE』&『ROCKERS DIALY』。



 暑過ぎ・・。



 暑くて眠れんな。いや、クーラーぐらい持ってるけど、「クーラーつけて寝ると身体がダルくなるよねぇ」となんか繊細な自分も演出しておくんだ。その方がモテる気もするんだ。起きた時の自分の枕のスメルがそうした妄想を絶望的なまでに打ち砕くけど、もう少し頑張ってみる。シーツのモワっとした感じもたまんないけど、ジュディ・モワットの歌声を思い出して前向きに考える。ああ、ジュディ・モワットはヤシマベスのママ。情報でした、と。



 昨日はヤシマベスの弟で、ママはジュディ・モワットではないチーノの新作『NEVER CHANGE』の発売日ってことで、渋谷・新宿の各店をクソ炎天下の中にパトロール。街はなんか暑過ぎて閑散モード。どこもお店はクーラー効きまくり。行くべし。



 で、各店のサポートに感謝ですけど、作品は好発進の様子。i-Tunesさんでも今朝にはレゲエ・チャートで2位、全体でも24位って、なんか想像以上。リリース元を探すのに苦労した作品とは思えないスタート・ダッシュ。色々な意味で嬉しいし、それ以上に安堵。是非ココからさらに広げて行きたいところ。引き続きヨロシクお願いします。



 あと、店頭にはどこでもVPからのジプシャンの『HOLD YOU』も入荷されていたり、ビジー・シグナル、ルチアーノ、ケイプルトン他のVPの新作関係も全て入荷済み。円高もあってか、「安っ」なお得価格となっていましたので、是非これらもヨロシクです。今夏は良作大量で良い感じ。



 あと、直接ウチ関係ではないですけど、数曲ライセンスさせて頂いたムロさんの『ROCKERS REVENGE 2010』も昨日にリリースされました。こちらはユニヴァーサルさんからで、「映画『ROCKERS』30周年&ムロさん40才&〈アイランド〉51周年」の企画作品で、『ROCKERS』時代の70年代後半のレゲエ音源34曲をミックスした作品。強調したいのは、全てムロさん所有のレコード/アナログ使用って部分。



 最近ではマイティ・クラウンのコージ君とのタッグでもイヴェントを実施しているムロさんですけど、やはり全体の世界観をしっかりと提示してくれるミックスと、各曲の「音感」に対する意識、アーティストも含めた各曲の持つ「物語」や「時代背景」を意識した構成がとっても秀逸でオリジナル。曲リストだけを最初に見た時に「?」と思ったことも、聴くと「発見」に変えてくれるのも面白くて、個人的にも新しい発見たくさん。聴きながら「旅」をさせてれます。是非実際にチェックしてみて。



 あと『ROCKERS』と言うと、『ロッカーズ・ダイアリー』という書物も登場したばかり。『ROCKERS』の監督であるセオドロス・バファルコス氏による映画制作の舞台裏を紹介したもので、コレが抜群に面白い。



 自身の生い立ちから、『ROCKERS』を作るに至った経緯とかにもかなりページを費やしていて、それも面白いんだけど、特に実際の『ROCKERS』制作時に起こった様々なエピソードと言うか、ジャマイカらしいトラブルの連続は、「現在でもそんなコトばっかでしょ」と突っ込みながら、ジャマイカやレゲエ・アーティスト達の気質、「違い」を楽しく理解させてもくれる。この舞台裏を撮ったドキュメンタリー映画もあって欲しかったと思うぐらいだけど、この本を読んで、改めて『ROCKERS』を見るとまた違った楽しみ方も出来そう。ってか、結局、このセオドロスさん自身がロッカーズなんだよね。



 当時に撮影された写真も多数掲載しているのもナイス。自分はタワーレコードさんで特別版(?)なハード・カヴァー&大判ポスト・カード8枚付きのやつを購入しました。河出書房新社さんから出てます。くだらないブログではなく、こーゆーのを読むと良いと思います。



 他にも色々と紹介したい作品が昨日にはリリースされていますけど、既に長いので改めます。



 暑過ぎですけど、体調管理はタイトにいきましょ。



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/21(Wed)
『CHINO / NEVER CHANGE』本日「日本」先行発売です。



 暑いのでサクサクといこ。



 VPからのジプシャンの新作『HOLD YOU』は昨日に無事リリース。ニューヨーク入りしているジプシャンは、イン・ストア・イヴェントに取材にリリース・パーティーに大忙しの様子。ニューヨークも酷暑らしいけど、そこはジャマイカ育ちなので問題無しと予測。



 で、アルバムはi-Tunesさんでも世界同時発売開始。i-Tunesさんにはボーナスとして、話題の「Hold You」のメジャー・レイザーによるリミックスと、前作収録の「Love Against The Wall」のリミックスの2曲がプラス。



 あとアルバムは1曲を除いて全て新録。唯一「Beautiful Lady」を再収録。コレは今回の「Hold You」で一気にファン層が拡大したことを受けて、本作を改めて「世界進出盤」との位置付けにしたことが理由とのコト。過去のヒットから本作に合うものを再紹介して、「Hold You」以前のジプシャンにも興味を抱くきっかけを提供したかったことが理由とのコト。是非ご理解を。で、他のジャマイカのアーティスト達のためにも、ジプシャンにはこの掴んだチャンスで世界への扉をこじ開けてもらいたいところ。是非サポートをヨロシクです。




 そんで、今日は21日ってことで、チーノの新作『NEVER CHANGE』の発売日。他にもマイティ・ジャム・ロックの新作『3 THE HARDWAY X』、ムロのミックスCD『ROCKERS REVENGE 2010』、あと昨日に試写会で見せて頂いた『ボルトはなぜ速いのか?』のDVDとか色々と良作のリリースも本日登場ですけど、また改めてご紹介させて頂くとして、とりあえず今日はウチ作品ってことで、チーノをヨロシクとさせて頂きます、と。



 まっ、タイトル・トラックが馬鹿大人気で、先行リリースした配信関係でもビックラなセールスを記録していますけど、それ以外にもヒット曲だらけの激強力盤。昨夏の本格的プレイクから現在まで、「Protected」「You & Me」「Haffi Get The Cream」「Ruff It Up」「In D Streets」「Bad Mind」・・、ほとんどベスト盤みたいにスゴいコトになっています。弟スティーヴン・マクレガーとの勝ち上がりの軌跡が詰まった感じでもある感じ。人気アーティストの最新作としても、現行ダンスホールのトレンド集としても是非ご確認頂きたい感じ。



 あと、「Never Change」は日本語歌詞版も収録されていますけど、コレは本人主導で録られた飛び道具。で、「なんで録ったのか?」の経緯は現在サイトに掲載しているロング・インタヴューの通り。ただ、それと同時にチーノの日本への愛情・親近感も理由だと思っています。



 チーノには本作の前に『UNSTOPPABLE』という作品があって、コレがキャリアとしてはデビュー盤だけど、結果として日本限定盤になってる。「日本で出した後に世界で出す」って言ってたけど、結局リリース先は見つからなかったまま。正直、作品の評価はすこぶる良かったけど、日本でのセールスも当時の知名度の低さもあって良くなかったです。ただ、チーノにとってはそのリリースは至極大きな意味があって、それが現在の自分への大きなステップとなっているとも考えている様子です。



 で、それゆえに自分を最初からサポートしてくれてる日本への気持ちも強く、今回も昨夏のブレイク以降、US/ヨーロッパから「アルバム出そう」と言われまくっても、「日本で最初にリリースする」と譲らなかった。生々しいけど、契約の条件を見ても、日本以外の方が良いのに「それは関係ない」と譲らなかった。「最初に自分を信じてくれた人達を大切にする」と日本マーケットを重視して、「みんなが満足してくれる強力な作品になるまで出さない」と突っ張った。ある意味、親父フレディ・マクレガーの息子らしい気質。



 で、結果として、昨秋に出るハズだったのが今夏にズレた。チーノもスティーヴンも「まだまだたまだ」とこだわった。でも、それによってヒット曲がさらに収録された。あと、結局、日本以外のテリトリーはVP/グリーンスリーヴスと契約したけど、「日本盤が出て、3ヶ月は出さない」ってことになった。さらに、「日本盤はエクスクルーシヴな内容とする」と「日本」に固執した。そんなこんなで、今日に日本先行発売するに至った。



 で、アルバム・リリースに向けて動いているタイミングで、マイティ・クラウンのマスタ・サイモンから「今年の『横浜レゲエ祭』にはチーノでいこうと思うんだけど」と連絡があった。アルバム・プロモだけではなく、何度も書いているけど、レゲエ、特にダンスホールのアーティストは、アルバムだけでなく、ショーも見ないと、伝わり切らないと思っていて、逆に言えば、ショーを見ることで、アルバムもより理解出来るとも思っているんたけど、そうした「見せられる場」を与えてくれたことに感謝した。



 さらにネスタさんが『横浜レゲエ祭』後に単独ツアーを実施してくれることで、さらにそうした機会が増えることになった。コレにも感謝。ただ、こうした幸運もなんかチーノの日本への想いが通じたから、とも思ったり。いや、全くスピリチュアル系とかそういうのではないんだけどね。



 えー、長い。



 サクサクなつもりだったのに、長い。



 暑いのにスイマセン。



 チーノ、『NEVER CHANGE』をどーかヨロシクです。そんで、リリースにご協力頂いている全ての皆さんに改めて感謝を。



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/20(Tue)
ジプシャン『HOLD YOU』とゴメンなさい・・。



 暑い・・。

 

 今日は20日。US現地の今日にVPからのジプシャンの新作『HOLD YOU』が登場。なので、朝から一生懸命リリース・シートを描いてみた。写真がソレ・・。



 全く似てない・・。



 ココまで似てないのも久し振り・・。



 暑さのせい・・。



 ゴメンよ、ジプシャン・・。



 一生懸命描いたんだけどね・・。




 ジプシャンに続いて、明日21日はチーノ『NEVER CHANGE』の発売日。日本先行発売。今日が店着日なので、早ければ今日から並ぶ感じ。発売元はビクターさん。なので、マイティ・ジャム・ロックの新作『3 THE HARDWAY X』と同じ会社から同じ発売日ってことになります。是非まとめてヨロシクです。



 また今度にします。今日は暑いから、ではなくて、連休明けってこともあってかなんか忙しい気がしてます。



 とりあえず、自分の周りでもこの暑さで体調崩している人達が多いですけど、皆さんご自愛を。



 そんな感じ。ではでは。


 

2010/7/16(Fri)
『ドスヤバス』-ストーン・ラヴ。



 暑っ。



 夏っ。



 知り合いの娘に「真夏」って子がいるけど、元気にしてっかな? まっ、学生してるのも大変そうな時代だけど、自分の名前のシーズンぐらいは楽しんでもらいたいもんだ。



 で、知り合いの娘が高校生ぐらいなんだから、自分も年取ったもんだ。全然自覚ないけど。自分に子供とかいたらもっとそう感じるのかな? 親仕事している仲間達を見るとホントに感心。いや、仲間達に対してではなくて、アホな親でも子供は育つんだな、ってね。頑張れ、子供達。




 昨日の夕方に探している曲があって、渋谷のレコファンさんに。その曲が収録されている盤はとっくに廃盤。色々と再発とかされてもいつも収録されないので、中古盤を探すことに。収録されているレコード発見。無事ゲット。780円。



 レゲエの中古盤CDコーナーも物色。ダイアナ・キングとマキシ・プリーストとインナー・サークルが多かったけど、それも人気だった証拠。90年代のスメル。で、偶然自分がこうした仕事に就いて初めて担当したCDも発見。380円。



 発売日を確認したら91年で、なんか「えっ?、19年前?、19年?」とビックラ。そんなに昔な気持ちでも記憶でもないのに「19年って昔過ぎるだろ?」となんかイラッ。いかに自分がアホなままに成長してきたかも実感してムカッ。親のせいではないな。とりあえず、店員さんに「俺なら幾ら?」と聞きそうになったけど、怖いからやめた。「プライスレス」って良い言葉。



 夜中にVPと電話会議。「思いつきで話すのは勘弁して欲しいな。しかも長いし」と思ったけど、「ああ、きっと先日に自分に取材されたジャンボ・マーチもこんな気持ちだったんだろ」と、ジャンボ・マーチと同様に我慢した。



 電話が終わってから、2時過ぎに自転車で恵比寿のリキッド・ルームに。この季節の真夜中を自転車で走るのは好き。車も少なくて、車線を占領して右に左に「いえーい」と高島忠夫の気分。分からんで結構。何年暮らしても「自分の街」な気分になれない東京も、なんか少しそんな気持ちにもなれるな。



 リキッド・ルームは「ドスヤバス」。会場に入ったらストーン・ラヴ。ローリーは永遠のアイドル。ある意味マラドーナ化しているけど、特別なスター。この夜はファウンデーションの洪水。抜き差し加減抜群のプレーに「さっすが百戦錬磨のストーン・ラヴ」と、また学習。90年代攻撃に「うひゃー」と心躍りつつも、「うーん、やっぱレゲエもこの10数年で随分変わったもんだ。レゲエも年取ったもんだ」と思うコトも。時間は流れているな。自分を放ったらかしにして時間は進んでいくな。



 会場の空気があったかい。気温じゃなくて、雰囲気が。集結した大人とユーツがみんな笑顔で楽しんでいる。音楽で、レゲエで楽しんでいる。そんな雰囲気が自分を和ませる。ロッカーズ・チャンネルの天敵のキタノと会っても喧嘩はなかった。「誕生日だったんだって? 乾杯しようぜ」と気持ち悪いコトもしてしまった。キタノが幾つになったなんて全く興味ないのにな。



 音楽、レゲエの力を改めて感じた。こうしたラヴ&ユニティを導く音楽、レゲエが好きだ。それが存在する現場が好きだ。それを改めて思った。ストーン・ラヴのローリーがずっと好きなのも、いつもそれを教えてくれるから。音楽、レゲエだけでなく、そこにこめられた気持ちも伝えてくれるから。だから、永遠のスター。



 素敵な時間を感謝。



 明け方の渋谷を自転車でユルユルと走りながら、「どんだけ時間が経ったか知らんし、自分の年齢とかもよく分からんけど、それでもずーっと好きなものがあって良かったな」と。うん、またREGGAE TEACH ME EVERYTHINGだね。



 今週もアリガトでした。明日から三連休。楽しくいこ。今年だけの夏を楽しんでいこ。



 そんな感じ。ではでは。

 

2010/7/15(Thu)
〈FEDERAL〉のコト。



 今夏はリリースが多いと言うか、リリース時期が集中しています。そのため現在出稿させて頂いている『STRIVE』『WOOFIN'』『ROVE』等の雑誌広告も、数多くの作品をまとめて掲載した内容にしていたり、個々のフライヤーではなく、全部をまとめたパンフレットにしたりしています。そのパンフレットはサイトでも見れるので、良かったらチェックして下さい。



 で、リリースが集中すると、どうしても現状の動きの中で、期待値や話題性の高いものに注目が偏るのは事実。注目されにくい作品を押し上げて行くことも大切な任務と理解はしていても、なかなか出来ないのも事実。その非力な現実が、どこか現在の政治家や相撲協会に重なる気持ちになるのも事実。役立たず。



 で、VPからビジー・シグナルの新作『D.O.B.』がリリースされたばっかで、人気アーティストの期待作ってことだったり、同作には収録されていないけど、現在ちょうどアカネ嬢とのコンビ曲「Hold Me」が人気だったりで、色々と作品&アーティスト共に注目頂いているのですけど、そのビジーの新作と同日にVPからリリースされた『REGGAE ANTHOLOGY - The Definitive Collection of FEDERAL RECORDS』はチト「埋もれちまった」で、「伝え切れていない」と、また「やっちまった」と反省している感じ。



 まっ、最先端のビジーとは真逆の性質の作品。「再発/リ・コンパイル」な2枚組。で、タイトル通りにコレは〈フェデラル〉の名曲集なんですけど、この〈フェデラル〉というのが、受注時にも感じたけど、「イマイチ知られていないんだよなぁ」というのが、イマイチ注目されない理由にも思ったりも。



 で、いきましょ。



 〈フェデラル〉ですけど、大将はケン・クーリー。「ジャマイカ初のレコーディング・スタジオ」と言われているのは、実業家のスタンリー・モタが観光客向けに民謡やメントを録音するために作ったものだったんですけど、そこをケン・クーリーが買い取って1964年にスタートしたのが〈フェデラル〉。



 で、この〈フェデラル〉のスタジオでカリプソ、ジャマイカン・ジャズ、スカとかを録音し始めたコトが、後々の現在のレゲエ/ダンスホールに繋がっていった感じ。コクソン・ドッドの〈スタジオ・ワン〉も、デューク・リードの〈トレジャー・アイル〉も、プリンス・バスターの〈ヴォイス・オブ・ザ・ピープル〉も、このスタジオを使用してスタートしたので、〈フェデラル〉はレゲエのホントのパイオニア。



 で、スタジオ運営だけでなく、ケン・クーリーとクーリー家の人達はレーベル運営もやってまして、数多くの楽曲を録音/リリースしていました。今回の2枚組はそれらから40曲を厳選して、ディスク1に1964〜72年の22曲を、ディスク2に73〜82年の18曲を収めています。勿論、リ・マスターです。



 で、なんかこう説明すると、と言うか、説明するからか、「学習教材」なような印象を与えたり、「コレクター専門商品」と棚の上に置かれてしまいがちですけど、内容は実に簡単。当時のジャマイカ音楽のヒット曲で、島のポピュラー・ミュージック集。まっ、荒っぽい表現が続いてなんなんですけど、「懐かしのヒット・パレード」な感じです。当時の歌謡性に富んで、歌心も、スウィングも溢れた古いけど躍動感のある楽曲ばかりで、現在聴いてもフレッシュな勢いを感じます。



 リン・テイト&ザ・ジェッツ「Napoleon Solo」、ボブ・アンディ「Games People Play」、ゲイラッツ「Son Of A Preacher Man」、ボリス・ガーディナー「You Make Me Feel Brand New」、マーシャ・グリフィス「Just Don't Want To be Lonely」、ケン・ブース&ロイド・チャーマーズ「Everything I Own」、デルロイ・ウィルソン「I'm Still Waiting」等々、耳馴染んでいたり、「あっ、知ってる」な名曲ばかりです。



 まっ、ジャケットももしかしたら優しくないかもしれないですけど、中味は全然怖くないので、是非チェックして下さい。ココからうだるような暑い季節に突入していきますけど、そこにもピッタリです。「暑ちーっ」と言いながら、コレを聴くと少し昔のジャマイカに連れて行ってもらえます。どこか甘くて、切なさもある音が疑似旅行気分を増してくれます。



 で、本作を通じて、〈フェデラル〉の存在と、その遺した偉大なる功績の再確認につながれば、と。是非ヨロシクです。



 あっ、それと、現在のジャマイカには〈フェデラル〉の歴史的なスタジオはありません。その跡地にはボブ・マーリーが設立したタフ・ゴング・スタジオとなっています。



 えー、買って。



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/14(Wed)
ジャンボ・マーチとかブギーマンとかとにかく雑談し過ぎ。



 月曜日は久々に大阪に。『RIDDIM』誌に次号掲載用で依頼されたジャンボ・マーチの単独インタヴューを実行すべくこっそりと侵入。



 インタヴューに向かう道中にロッカーズ・アイランドがあることを確認していたので、オフィスと店舗を続けて奇襲攻撃。店舗ではタッカーも発見。予期せぬ奇襲で、完全無防備な状態のタッカーをシュート・アウト。大阪だけに「トラ! トラ! トラ!」。



 ただ、そこで久々に直接会談して、ウチとロッカーズ・アイランドとの長い抗争の原因は全て「キタノのせい」で意見一致。間違いナイ。そう、話し合えば理解し合えるもんだ。ワン・ラヴは近い。ザ・デイ・ウィル・カム。



 で、そのままロッカーズ・アイランドの教授君に教えてもらった通りに、インタヴューの場に指定されていたマイティ・ジャム・ロックの事務所へと移動。丁寧に教えてもらったのに途中であっさりとロスト・マイ・ウェイ。ゲットーの地理は複雑。通行人に聞いてみたら、丁寧に教えてくれてギヴ・サンクス。ゲットー・ピープルはハート・ウォーム。



 初めてのマイティ・ジャム・ロックの事務所で、ジャンボ・マーチとも初めてちゃんと向かい合う感じ。自分はインタヴューが下手クソ。「質問」ではなく、「会話」になるのが悪い癖。それでも真摯に付き合ってくれるジャンボ・マーチに感謝。



 で、十分に「取材」と言う名の「雑談」が終了しかけたら、ピンポーン。ジャンボ・マーチが訪問者をチェックして行く。戻ってきたら「八幡さんにお客さんですよ」と言うので、「ん?」と思ったら、ブギー・マン登場〜。



 会う時はいつも偶然。ココでも偶然と言っとく。そのままブギー・マンも雑談に参加。さらにタカフィン、キャラも登場で、色々と大阪/関西のレゲエ・シーンのヒストリーとかを教えてもらう。ココでの証言だけでも『関西ラガマフィン』って本も出来そうなぐらい濃密。



 結局、4時間ぐらい。最初から付き合ってもらってたジャンボ・マーチもさすがにウンザリ気味。タイヤード。「この人は文章だけじゃなくて、話も長い」と気付いたハズ。長時間だったのと、きっと色々と失礼な発言もきっとあったと思うけど、ホントにスイマセン。



 そのままブギー・マンと飯。お互い話さなくて分かる話を話す感じ。ココでも雑談。会話が途切れるのを気にしないでいられるのは楽チン。すっかりリラックス。ゴチしてもらって、ホテルまで送ってもらって大感謝&ナフ・リスペクト。また偶然に会いましょ。



 ムラサキ画伯に推薦頂いたホテルで「さーて、早速インタヴュー原稿を書くどー」と取り掛かるコトに。しかし、一行も書くコトなく、結局ベッドでグー。



 楽しかった大阪を出て、翌朝には名古屋に移動。レゲエ・ザイオンさんのオフィスを襲撃。打ち合わせは5分で終了。で、そのまま一緒にランチに。で、ココでも雑談を1時間以上。直接お話するようになってから日は浅いのに、なんか長い知り合いな気分でココでもリラックス。名古屋はホーム・タウン。そういうのもデカイ。で、ココでもゴチ頂いて、なんかスイマセン。



 えー、なんかとってもオモローでした。雑談し過ぎで、アゴが痛いのも旅の成果とか言っとく。自分の雑談に付き合わされた皆さん全員にスイマセンでした&ありがとうございました!



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/12(Mon)
さよならシュガー・マイノット。ありがとうございました。



 さよならシュガー・マイノット。



 何から、どこから、その気持ちと想いを伝えていいのか分からないです。ただ「ありがとうございました」とまずは伝えたいです。



 添付は06年に愛知の『REGGAE X-PLOSION』で会った時のもの。一緒に写っているのはシュガーの娘さん。シュガーに「写真を撮らせて」と言って何枚か撮らしてもらったら、最後に「娘との写真も撮ってくれ」と逆に頼まれました。



 色々な意味で素敵なお父さんでした。自身の〈ユース・プロモーション〉でもたくさんのアーティスト達を育てたお父さん。日本のレゲエ・シーンにも多大な役割と功績を果たしてシーンを育ててくれたお父さんでした。



 ありがとう、シュガー・マイノット。どうか安らかに。



2010/7/8(Thu)
サミー・Tもばっど・でー。MIGHTY CROWN 再リリース決定です。



 昨日は朝から負の連鎖・・。



 『COVERS Love & Unity』の発売日ってことで、作品の誕生日ぐらいは出来れば楽しく過ごしたかったんだけど、マイ・クルーと共にミスばっかり。どれも防げたミスで、小さなミスの連続で「あーあ」。「気持ち入れ直して頑張ろ」としても、またなんかミスして「あーあ」。やればやるだけダメになる感じ。世界中が敵に思える日はある。ばっど・でー。



 事務所の空気が最悪のタイミングで携帯がブルル。久し振りに自分の携帯が鳴るのにオン・タイムで気付いた。出たら、マイティ・クラウンのサミー・T。「あのさ、事務所の下にいるんたけど・・、居る?」といきなりな訪問。ただ、気分を変えたいタイミングだったので「ラッキー」。



 「どしたの?」と聞けば、サミーもばっど・でー。PCは壊れるし、修理に渋谷まで来てもグスグズだし、腹減って「パスタ喰いたい」と行ってみた店は休憩中だし、その間に車を止めた駐車場でバンパーを傷つけるしで、世界チャンピオンも喰らいまくり。



 自分もマイ・クルーも飯喰ってなかったら、「よし、じゃあパスタを喰いにいこーよ」とサミー号で出発。近所のお気に入りのレストランに行くことに。で、「さー、喰うぞー」と思ったら、「この時間はパスタはやってません」・・。ばっど・でー。



 でも、パスタは喰えなかったにしても、アハハでワハハな楽しいレイト・ランチ。サミーとも、仕事場や現場とかでは話さなかったりする話や、個人的に確認してみたかったことや、あとレゲエに対しての率直な意見交換とかが出来てナイス。



 基本サミーはサービス精神も旺盛だし、何よりも気遣いに長けた性格なので、こちらの質問や意見に対してもちゃんと話してくれるし、そこから面白い方向に膨らませてもくれる。そこはマスタ・サイモンにも似ていて、ココの兄弟の特徴かも。そんなに悪い人達ではないと思います。



 すっかり気持ちをリフレッシュして、「よーし、行こか」と店を出て、「もー、ばっど・でーもココで終了だよー。ココからは良い感じになるよ」と前向きに帰ることにしたら、小田急線の踏切が全然開かない状況に陥って、車は立ち往生。全員で「やっぱ、ばっど・で〜」と思わず爆笑。まっ、それでもそこからはかなり立ち直ったかな。突然の訪問に感謝。
 


 で、サミーと言うか、マイティ・クラウンですけど、一つ正式決定事項が。



 00年代に弊社プロデュースでリリースしたマイティ・クラウンの正規ミックスCDが期間限定で廉価価格で再登場するコトが決定しました。改めて登場するのは下記4タイトル。


 『MIGHTY CROWN / TRIBUTE TO VOLCANO』(00年)
 『MIGHTY CROWN / DANCEHALL RULER 2001』(01年)
 『MIGHTY CROWN / SPICE OF LOVE』(02年)
 『MIGHTY CROWN / REGGAE TIME BOX』(03年)


 全て「税込定価2,000円」で、発売日は「8月18日予定」で、リリースはビクターさんから。ある程度リリースから時間も経ちましたので、新しいファン、ユーツに改めて提示してみたいところ。詳細はまたご報告しますけど、是非ヨロシクです。情報でした。



 今日は良い感じ。どーか、このままに。あと、マイ・クルー、おめでと。



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/7(Wed)
『COVERS Love & Unity』のコト。



 7月7日で七夕です。



 7と7で、レゲエならカルチャーの「Two Sevens Clash」で、それはVPからのジョー・ギブスの『REGGAE ANTHOLOGY - SCORCHERS OF MIGHTY TWO』収録で、「MIGHTY TWO」とはプロデューサーのジョー・ギブスと彼を支えたエンジニアのエロール・トンプソンのタッグを意味してて、エロール・トンプソンと言えば、現在サイトで展開している藤川毅さんの『レゲエ虎の穴』で紹介されていて〜、とリンクされていく感じ。短い文章の中にも情報満載にしたった。出来ないオッサンでもないんですよ、と。



 で、そんな七夕の今日は、ウチ関係の『COVERS』シリーズの最新作「Love & Unity」の発売日だったりもします。



 確認からですけど、04年にジャマイカの〈カイザー・ソセ・2〉がスタートしたこのレゲエ・カヴァー・シリーズですけど、本作で通算9作目。オリジナル作品としては5作目で前作から約3年振りの登場。その間に2枚のミックスCD企画盤、ベスト盤、クリスマス盤がありました。



 で、本作はこれまでの主に「最新R&B/ヒップホップ」をテーマとしたものとは大きく変わって、時期やジャンルにとらわれない幅広い楽曲を題材としています。テーマを「ラヴ&ユニティ」として、それに合致した内容とバランスで制作されています。コンピレーションではありますけど、コンセプチャルなアルバムとして全曲新録で作られています。



 で、この「変化」は、〈カイザー・ソセ・2〉の言う、「同じテーマで何枚も作り続けるのに飽きた」もあながち冗談ではないと思いますが、「前作から現在までの時間の中で、世界もジャマイカも大きくチェンジしていると思う。残念ながら悪い方向に。勿論、そうした時代だから『楽しくなるもの』を届けるのも大切だと思うけど、『パーティーの時代ではないだろ』と思った」のが大きかった様子。



 さらに、「レゲエは時代をとらえた音楽でもあって、カヴァーであっても、そこは大切にしたい。それで、こうした時代だからこそ『ラヴ&ユニティ』の必要性を伝えていきたいと思った。それもレゲエの大切なテーマでもあるから」という考え方も大きな理由となっています。



 で、こうした考えから制作を開始して、1年以上の時間を要してきました。その間で、世界やジャマイカの状況に合わせて、録っていたものでも「ボツ」にした曲も多く、逆にそれに合わせて新たに制作した曲もあったりで、世界やジャマイカの動きにリアル・タイムに対応して、ずーっと作り続けていた感じでした。



 で、こちらの立場としては、待つ以外はないので、締切も設けず、ただ待ってました。で、そうした時間の中で、色々とこちらとしてはラッキーなコトも多々あって、それは現地での〈カイザー・ソセ・2〉と参加したアーティスト間で話し合って、スティーヴン・マクレガーが参加することになったり、エンジニアとして参加していた〈タクシー〉仕事でお馴染みのローリーが「自分も1曲プロデュースしたい」となったりして、これまでのシリーズよりも音の「幅」をもたらしてくれたこと、あと、これまで「ツアーに出てる」とかで参加できなかったアーティスト達が参加できるようになったりしたことですけど、なんかその長ーい待ち時間は結果として良い時間でもありました。



 まっ、「締切が無いと動かない」のも事実ですけど、「締切があると出来ない」のも事実かな、と。バランスと運かな、と。



 で、そんな制作期間の中で自分が一番好きな〈カイザー・ソセ・2〉からのエピソードはグレゴリー・アイザックス。エリック・クラプトン&ベイビー・フェイスの「Change The World」をカヴァーしているんですけど、最初に依頼した時は「おー、その曲は知っているぜ。大好きだぜ。やるぜ」で、リディムを事前に渡した時も「おー、いつでも歌えるぜ」だったそうなんですけど、歌入れ当日になると、全く違う曲を勝手に歌い出したそう。



 で、「おいおい、違うでしょ!」と言うと、シラーッと「あっ、そう?」と言ったそう。で、改めて歌詞カードとかを渡すと、「分かってる、分かってる。ちゃんと歌うよ。ただ、俺は既に1曲歌ったぜ。だから、コレで2曲目になるぜ。なので2曲分のギャラもらうぜ」とシラーッと言ったそう。



 まっ、勿論1曲分しか払わなかったみたいですけど、そのグレゴリーの変わらないルードさと、『とりあえず、言うだけ言ってみよう』な精神も嫌いじゃないな。クール・ルーラー。この曲は7インチでも出てるのでヨロシクです。



 えー、長い。



 とりあえず、機会あれば是非チェックして。いつものハーコー作品ではないかもしれないですけど、こーゆー作品も大好きなのでちゃんと伝えていきたいと思ってます。是非ヨロシクです。



 そんな感じ。ではでは。



2010/7/5(Mon)
画伯と大将と天敵と、時々リョー・ザ・スカイウォーカー&メジャー・レイザー。


 「また今度ゆっくりと飯でも」「また今度遊びましょう」・・。色々な場面で仲間達とかとそう言い合ったまま、それが実現することは少ない。「社交辞令」と言うか、なんかその場の雰囲気だけでの会話になってたりするコトが多い。



 先月の日比谷野音のマイティ・クラウンの「ZERO-第一章」で会ったムラサキ画伯とも「今度ゆっくりとネ」な会話をした。で、なんか今回もそのままなのが、なんか今回に限っては「そんなの良くないなー」と強く思えて来て、先日に自分から画伯に「遊んで」と連絡してみた。



 そしたら、画伯から速攻レスがあって、まるで幹事の如く、日時と会場を決定してくれて「全員現地集合」となった。なんかその対応と手際の素晴らしさに脱帽&感謝。自分が言い出したのにゴメンナサイな気分。



 で、先週末の金曜日に画伯から指定頂いた会場に「楽しみ〜」と行くことに。マイ・クルーも鳥料理屋さんということで「ワタシ唐揚げ食べますよ!」と、「今さら言わなくても」なコトを高らかに宣言して、期待&お楽しみ気分は最高潮&絶好調〜。



 で、店に到着した瞬間に携帯に電話有り。出たら、キタノ・・。ロッカーズ・アイランドの天敵・・。久々登場・・。「今、どこですか?」と言うので、「ん? 恵比寿の鳥料理屋さんの玄関だけど・・」と言ったら、「ああ、4階に上がってください。皆さん揃ってますので・・」。



 「えっ? キタノ? なんで奴がココに・・? 皆さん・・?」と危険なスメルで先程までの「楽しみ〜」気分は一掃。狭い階段をゆっくりと4階まで上がると、大きな木の扉・・。恐る恐る開けてみたら、真っ赤なテーブルと、黒い革張りの椅子がズラリ・・。ブラック&レッドの「悪そー」な世界で、とても「鳥料理屋でーす」な優しい空気はない。



 下座にはキタノ。で、上座には画伯とケテのロットン大将がどーん。なぜか二人とも同じポロ・シャツ。事前に何らかの企てが両者の間にあったコトは明白。「画伯の罠にハマった」と気付いた時は遅かった。「まぁ、座りぃーや」と言われてからは、そこから5時間、しっかりとこちらの要望通りに「遊んで」頂きました。詳しくは書けません。



 で、店員の「閉店です」に助けられて、「コレで逃げれる」と脱出しようと考えていたら、キタノの「ちょうど代官山のユニットで、リョー・ザ・スカイウォーカー兄さんがメジャー・レイザーと〜」と言い出して、ロットン大将の「そら、行かないかんやろ!」の掛け声と同時に全員で移動することに。出発直前にロットン大将とキタノが近所の神社でお参りしてましたが、それが何を意味するのかは分かりませんでした。ただ、まだまだ続く「遊び」のココからの展開にただ怯えるばかりです。



 ユニットは大混雑。普段のレゲエ・イヴェントではお目にかからない人達でぎゅーぎゅー。「ギャルデムはレゲエが一番だな」と気を抜いた瞬間に人の波に押されて、気付けば会場の隅に流された。そしたら、そこには同じように流されたであろうマスターピースのマガラ〜さんや、『WOOFIN』誌の茂木さんや、『ROVE』クルーや、お仲間達が固まっていて、皆さんで「うーん、なんか居場所ないね〜」と苦笑い。



 ただ「ココは行かないかんでしょ」とキタノが突然マイ・クルーを拉致してステージ前線に進撃。でも、すぐに帰還。戻ったマイ・クルーに状況を確認したら、「変な外国人の女性に『アナタ失礼よ!』と怒鳴られた」とのこと。なにかココでの作法はレゲエのソレとは違うのか?



 ただ、それよりも失礼なのはキタノ。マイ・クルーによると「気付いたらキタノさんがボディ・タッチして来て、鳥肌立っちゃいましたよ・・」とウンザリ気味。「鳥肌って、さすが鳥好きだね」ではなくて、「何してんだ、キタノ?」 マイ・クルーをナンパして玉砕したコトを、大阪では「ちゃうねん、あの娘が俺に話してかけてきたんねん、ナンパなんかしてないわ!」と言い訳しているらしいキタノの首領のタッカーよりもタチが悪いぞ。



 で、そんなグスグズの中で、リョー・ザ・スカイウォーカー登場。ロットン大将が「行くで」と画伯を引き連れて、最前列に突入〜。アウェーな空気の中で格闘するリョー・ザ・スカイウォーカー同様に、普段とは違う客層の中で大暴れ。同じポロ・シャツを着たオッサン二人が弾ける姿がこの夜のハイライトで間違いナシ。



 で、「もー、帰ろか」と思っていたら、画伯から「待ちーな」の指示で、会場外で待機させられることに。「もー少し暴れたいんや」なロットン大将を会場に残して残った4人でラーメン屋に。キタノが何事もなかったようにマイ・クルーの横でラーメンにむさぼる姿が哀しい。「ダイエットしてるんですよ」って、ただ面倒臭い。で、なんやかんやで解放されたのは5時過ぎ。



 まっ、「遊んで」の不用意なメールがこんなコトになるとは思いませんでした。でも、感謝しています。例え不用意であったとしても、どんなコトでもしっかりと受け止めてくれる仲間達に感謝します。そう思うことにしておきます。



 今週は不用意なミスがないように頑張りたいと思います。色々とリリースもあるので頑張ります。



 あっ、メジャー・レイザーと言えば、「Hold The Line / Feat. MR.LEX & SANTIGOLD」が『REGGAE GOLD 2010』に収録です。あと、会場でも流していたジプシャンの「Hold You」のメジャー・レイザー・リミックスは現在レゲエ・ザイオンさん他で配信中です。情報でした。チェックして。



 そんな感じ。ではでは。




2010/7/2(Fri)
デニス・ブラウンのコト。長いな、しかし。



 7月突入。早いね。



 先日もマイ・デザイナーの茂呂千里と「学生の頃とかって、授業の一時間が『長〜っ』って感じだったけど、最近は早過ぎねぇか? 年を取るってこーゆーコトなのか?」って、オッサン・トークしてたけど、ホントに早いんだ。そんだけ学生の頃よりもオモロいとも言えるかも。



 うん、学生に戻りたいとは少しも思わないな。学生の頃だけじゃなくて、戻りたいところはないかな。やり直したところで、たいして変わらんよ。たまに夜中のオッサン・トークで「戻れるならいつ? いつからやり直したい?」とか暇潰しに言ってたりしてもすんだけど、結局はいつも「もー、いいよ。それより現在だろ。現在も何年かしたら、戻りたい時間になっちまうぜ。終わった昨日とかよりも、まだ来ない明日を考えて今日を生きるんだよ」となるんだよね。うん、オッサンは格好つけるから。でも、ホントにそうも思ったりもしてる、ってか、思うようにしてるのかな。



 ただ、やっぱり「ちくしょー、現在だったら、あんなコトしなかったのによー」と思うコトもあるね。いきなり矛盾してるけど。たいていは仕事のコト。「もー少しちゃんと考えれば、ああいう作品にしなかったよなー」とか、「あの宣伝文句は使わなかったよなー」とか、「あのデザインにしなかったよなー」とか、「あの時の最善はホントに最善だったかな? もっと出来ただろうになー」とかね。



 まっ、「たいむ・うぃる・てる〜」とボブ・マーリーも歌ったけど、後からの時間が教えてくれるものもあるな。で、その自分の仕事のコトに限って言えば、過去での反省を現在に活かしていくしかない、ってコトなんだろうね、と。また格好つけた。オッサンだから。



 この7月から、昨年ぐらいから色々と仕込んでいた作品や企画が色々と出て来たり、自分のところだけでなく、VPやグリーンスリーヴスも色々とリリースが多くて、色々と準備してきたものが出て来るんだけど、まっ、なんか少しでも後から「あーあ、あんな感じで表に出すんじゃなかった」とならないものであってほしいかな、と。時間のスピードが速まっている気がしているけど、その時間に紛れないで、少しでもちゃんと残っていってほしい、届けたいな、とか思ってます。ええ、是非色々とヨロシクです、と格好つけずに素直に思いますよ、と。



 で、また矛盾してるけど、やっぱり戻りたい時間はあるな。昨日がデニス・ブラウンの命日だったってコトをツイッターで思い出させてもらったんだけど、デニス・ブラウンに対しては反省ではなくて、後悔があるな。



 何度もショーを観ているし、何度も会ったと言うか、間近で見たんだけど、結局一度もちゃんと話をしたりとか出来なかった。まっ、早い話がビビったんだよね。好き過ぎたりしてたから、「よー・わーぐわーん」なんて言えるわけもなく、「すきゅーず・みー」と声をかけてみるタイミングも見つからんかったんだね。声かけても「ファンです」と言うだけなのもなんか恥ずかしいし、迷惑だったら嫌だしさ。



 後悔する場面は二回。一回目はキングストンでショーがあった時。フレディ・マクレガーも出演するので、フレディに連れて行ってもらった時に楽屋でフレディから紹介された。ただ、デニスは出番直前に会場に来たから、なんかバタバタで「またあとで」な感じに。



 で、デニスのショーが終わってから改めて接触してみよう、と思ってたら、フレディが「トリのデニスが終わったら、駐車場が混雑して脱出出来なくなるから、もー行こうぜ」と言うので、泣く泣く楽屋を出ることに。で、フレディ達と駐車場に向かったら、その時点で既にフレディの車は駐車場で他の車に囲まれて動かせないような状況になってた。


 で、その様子を見て、「おっ! だったら会場に戻るしかないぜ」と思ったら、フレディが着火! 駐車場の係員に「『俺の車の周りに他の車を止めるな』って言っただろうがーまくれがー!」とファイヤー。で、そのバーニング中に他のフレディ・クルーはどっかに「えくそだーす」しちゃって、残されたのは自分一人。



 結局、車は動かせずにイライラのフレディは「仕方無いな」と楽屋に戻るかと思ったら、会場内のバーに行くことに。「ココで車が動かせるようになるのを待とう」と、なんかフルーツ・ポンチを二人で飲むことに。バックにはデニスの歌声。で、そこから延々とフレディの「駐車場の係員のバーロー」話を聞かされて、気付いたらデニスの歌声も終了。バーも閑散。すっかり朝。駐車場に戻ってみたら、フレディの車がポツーン。駐車場の係員に「デニスは?」と聞いてみたら、「とっくに帰った」で終了。後悔。 
 


 もう一回は、97年にジャマイカがワールド・カップ出場を決める試合の会場。インチキにプレス・パスをゲットして、ナショナル・スタジアムに潜入してたんだけど、そこでは試合前に豪華アーティスト達のショーが開催されてて、デニス・プラウンがトリだった。デニスの「れぼりゅーしょん」で、観客は「ジャマイカ・チームも革命を起こせー」と大合唱。



 で、スタジアムにはサッカー記者ばっかで、フランス人の記者は自分に「あの人は誰?」とデニスのコトを聞くぐらい。自分はプレスのビスを着用して、一人だけじーっとステージ後のデニスを見ていたら、デニスも勘違いして「日本からの記者?」と話しかけてきた。で、「ああ、はあ」と答えて、緊張して「写真撮っても良いですか?」とカメラを向けたら、デニスも「取材」と勘違いしてポーズ取ってくれたりして、なんか申し訳ないし、言い出せないし、で激暑だったのに悪寒。せめて、デニスが「記者がそんなバカチョン・カメラなわけないだろ」と突っ込んでもらえたら、なんか会話も弾んだかも。結局、そのままで、それがデニスと会ったと言うか、見た最後で、大好きだったのに、嘘ついたまま別れてしまった。後悔。



 うん、デニス・プラウンに会いたい、ってか、あの頃に「見れて当たり前」と勘違いしてたショーをもう一度見たい。まっ、現在の当たり前も当たり前じゃなかったときっと後から「たいむ・うぃる・てる」。頑張ろか。うん、デニスよりも長生きしてるんだから、もっと頑張ろか。まただよ、オッサンだから。



 そんな感じ。ではでは。