2007/10/30(Tue)
「社長、いきなりケーキっすか?」
 えー、どもです。

 昨日なんですけど、VPの社長さん&クルー1名が無事に初来日しました。「ニューヨークから14時間の長旅で、さすがにグッタリしてるだろう」と予測してたら、めちゃくちゃ元気。まっ、テンション高い方がこちらとしても、なんか盛り上がりますな。ある意味、今回の来日は「イヴェント」。楽しくいきたいところですから、元気が一番。

 で、お世話になっているレコード会社関係者が、わざわざホテルまで出迎えにいらしてくれたのですが、改めて別の日にその方々とのミーティングの機会は設けてあるのに、社長は早速「仕事モード」に突入で、即ミーティングを開始。次々とディープな質問攻めにしたりして、サクッと挨拶だけに来たつもりの皆さんを困惑させてました。

 でも、ミーティングのために入ったカフェで、社長が最初にメニューをオーダーしたんですけど、いきなりケーキを注文したから、なんかその流れで全員がケーキを、しかも一人一人別々のケーキを注文したのはなんか笑えた。オッサン全員、ケーキ・セット。しかし、社長が選んだドリンクはジャスミン茶。うーん、さすがはチャイニーズ・ジャマイカン、って考えるのは大げさか。

 で、ミーティングも終わって、「部屋で休みますか?」と聞いたら、「今、部屋に戻ったら多分そのまま寝ちゃって、変な時間に起きたりしちゃうから、街に連れてってくれ。ちょっと歩きたい」と言うので、渋谷の街をパトロールすることに。

 そんで、渋谷駅前のスクランブル交差点に連れてって、ショーン・ポールみたいに人の多さとか、その独特の横断方法を体感させて驚かしてやろうと思ったのに、信号待ちしながら、色々なビルの壁面のビジョンを指差して、「アレに広告出すと幾ら?」とか、思いっきりビジネス・マインドでつまんない。でも、信号変わって、横断する時には「あれー、まっすぐ歩けないよー。人にブツかるー」とアトラクション気分で大騒ぎ。それで良し。

 そんで、そのままタワーレコードさん、ロッカーズ・アイランドさん、シスコさんを勝手に訪問。店頭展開を見たり、他の商品とか、他のジャンルとかもチェック。日本のマーケットをリサーチ&学習。店を周りながら「なんか不思議な気分だなー」とも。ニューヨークから遠く離れた日本で、普段自分の会社で見ている作品とかが店頭に並んでいるのを見るのは、なんか変な感じだったみたい。

 あと、街を歩きながら、「おお、日本人ばっかだ!」と当たり前なコトに感動。学生服を着たユーツを見ると「制服を着てるなら、きっと私立の立派な学校のハズだろ? なんであんなに悪そうなんだ?」とか、たまたま居た黒人を見ると「ジャマイカンか?」とか、とにかく見るもの全てに対して質問攻め。それと、ティッシュとかチラシを配っていると、とりあえず自分から全部受け取って、「コレは何だ?」とうるさい。知らん間に『ホットペッパー』も持ってるし。で、色々と道の真ん中で説明してると、ギャル男みたいなのが「カラオケいかがっすか〜」と寄って来たんだけど、それをやり過ごした後には「アイツは何だ? 顔が変に黒いぞ」と言うから、面倒なので「ああ、ハロウィンの仮装っすよ」とか答えておいた。露出過多なギャルもとりあえず「ハロウィン」にしておく。そんな感じで、こっちは完全にツア・コン状態でヘロヘロ。でも、それもまた笑える。外国人の視点で見る日本を知る良い機会。

 そんで、「腹減った」とか言うので、飯に連れて行ったら、突然どよーん。「今、ニューヨークは何時なの?」と、時差ボケに突入。出て来た飯もほどほどに「眠ーい。ホテルに帰るー」。で、そのままそんな感じで初日は終了。

 えー、社長は今日からが本番。なんか楽しいコトが色々と起こりそう。「伝説」が生まれることを期待したいと思います。


 えー、それと、昨日ですけど、関係各位の皆様に、来月VPからリリースとなる『STRICTLY THE BEST VOL.37 & VOL.38』の音資料を一斉発送させて頂きました。是非ご確認&サポート頼みます!

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/29(Mon)
今日から来日です。
 えー、今週もヨロシクです。

 なんか週末はあれやこれやとサクサクと。「アレもやっておかんと」「コレもやっておかんと」と思うことをサクサクと全部やっつけて行く感じ。

 で、「気になるコトを全部やっておこう」と思うのも、今日にVPの社長さんが来日して、帰国するまでの今週一週間は朝から晩まで、ずーっと一緒に動くことになるので、本来は今週にする予定のコトも、全部先に済ましておかんと、とか思ったから。

 結構やることあるんです。I・ウェインの『BOOK OF LIFE』の発売も近いですし、『STRICTLY THE BEST』とか、デリー・ランクスの『BREAK FREE』も、チーノの『UNSTOPPABLE』のリリースに向けての仕込みもあるし、タイミング的に月末恒例のルーティン仕事もあるし、その他諸々と抱えている案件もあるし、そこに、VPの社長さんのケアとスケジュール管理とかも加わったりして、なんか色々。

 そんで、金曜のシャギーのショーもマイ・クルーに任せて、黙々と仕事。週末もそんな感じなんだけど、なぜか仕事のコトだけに集中すれば良いのに、こういう時に限って、「ん? 今急いでやっておかんといかんのかな?」と思ったりすることや、「何でこんなことを今やってんだろ? 別に今でなくても全然良いのに」と思ったりすることをやってて、自分でも「?」。

 なんか気持ちだけが焦ってると言うか、気が小さい自分の性格かよく分からんですけど、何もこんな時に「まとめて下着を買いに行く」とか、「台風で豪雨の中、髪を切りに行く」とか、「疲れているし、忙しいのにマラソン・サークルの練習に出てゲロ吐きそうになる」とか、「以前から欲しいと思ってたストレッチ・ポールを買いに行く」とか、どー考えても「?」な行動ばかりを取る自分が自分でも不思議で嫌。

 ただ、そのおかげで良いコトもあります。昨日なんですけど、「?」と思いつつも、下着をまとめ買いした帰りに、新宿のタワーレコードさんをパス・スルーしたら、スピナビルのイン・ストア・ライヴを観れました。

 知っての通り、スピナビルは以前にレゲエ・グループの「スピナビル&ザ・ケイブマンズ」として活動したシンガー。スピナビル&ザ・ケイブマンズとして、「ライオンの子」とかヒット曲もあるし、横浜レゲエ祭にも出てたりしてましたけど、05年にザ・ケイブマンズと分かれて、ソロ活動を開始して、先日に『RE PROGRAM』というアルバムをリリースしたばかり。

 で、イン・ストア・ライヴもその『RE PROGRAM』のプロモ&販促活動の一環で実施されていたんですけど、フル・バンドを従えて、約30分で6曲ぐらい歌ってました。イン・ストア・ライヴとしては、かなり豪華かな。

 で、純粋なレゲエの曲は無かったです。本人も「自分の全てのイメージをリセットする作品で、ゆえにタイトルも『RE PROGRAM』とした」と語ってましたけど、ソウル/ヒップホップ、あと少しダンスホールなエッセンスも取り入れた曲とかでした。「何で以前はレゲエやってたのか?」と最初は思いましたし、正直ちょっと斜めな視線で観てましたけど、曲が進むにつれて、「レゲエも好きなんだけど、自分の表現したい世界はもっと色々あって、それに挑戦したいんだ」と伝えているのが分かり、不自由よりも自由を選んだコトと、ある意味完成されて成功もしてたイメージを全て捨てて、新しいステップに挑む姿勢に、なんか納得させられました。色々と突っ込まれる無防備さは、そのままに、気持ちに従って、前進して、行動している部分は素晴らしいでしょ。あと、ザ・ケイブマンズの存在のデカさを違う意味で知れたかな。

 で、ザ・ケイブマンズと演っていた時から、良いシンガーでしたけど、イン・ストアという決して十分ではない環境で、ほとんど生声で伝える感じだったんですけど、ゆえにその歌と力の良さと強さをより実感出来た感じ。今後も注目したいと思います。

 えー、そんで、昨晩自宅に戻ったら、携帯がブルブル。VPの社長からでした。「今はJFKの空港に居るんだ。これから飛行機に乗るところ。24時間ぐらい乗るんだっけ?」。そんなには乗りません。でも、まずは無事に着いてちょ。何かと大変な一週間となりそうですけど、その反面めちゃくちゃ笑えることもありそう。限られた時間ですから、楽しんでいきましょ。

 そろそろ飛行機も着く時間。迎えに行きましょ。

 で、関係各位にご連絡。今週一週間はほとんど事務所に来ません。急ぎの用件ありましたら、直接携帯か、事務所に居るであろうマイ・クルーに連絡ヨロシクです。ええ、VPのTシャツ着て、社長のご機嫌を伺おうとする小賢しいマイ・クルーに連絡を。

 あと、この「日記」じゃなくて、「情報」も更新の時間がズレたりすると思いますのでヨロシクです。

 そんな感じ。ではでは。 


2007/10/26(Fri)
テレビ。
 朝起きたら、なんか外が暗い。「雨かぁ・・」。

 うーん、「雨だと靴が濡れる」「雨だと服が濡れる」「雨だと傘を持たないといけない」「雨だとチャリに乗れない」「雨だと・・」とネカディヴ・モード。ベッドの中で「嫌じゃのぉ〜」とグスグス。だが、しかーし、そんなコトを言っておれん。ココ最近は忙しいし、時間が惜しい。「なんぼのもんじゃーい!」と布団を蹴っ飛ばして起きることに。

 そんで、起きてから、コーヒー飲みながら、「亀田君の会見があったハズ」とテレビをオン。「協栄ジムの金平会長も痩せたな」と思って、よく見たら、薬丸・ザ・シブガキ隊。でも、なんか目と髪質とか似てるな。『花まるマーケット』かよ。てっきり会見もTBSの独占放送かと思ったらそうじゃないんだな。

 で、会見を見てたんだけど、相変わらず酷いな。マスコミは何に対して「謝罪」を求めているのかサッパリ。試合で反則取られて、負けて、ボクシング協会からは処分されて、所属ジムからも処分されて、それ以上に何か必要なのかな? あと、人の家の親子関係にまで口を突っ込む必要があんのかな? 見ていて、一体何をしてるのか、何をしたいのか、さっぱり分からんかった。単に「叩きたいだけ」なら、他にもっと適した相手がいるようにも思うんだけど、モンゴルに細木数子と朝青龍を追っかけてて不在か。さんざん持ち上げて金稼いで、さんざん潰してまた金稼ぐ、って、見ていて呆れた。

 で、同じぐらい呆れて、しょーもないと言えば、先日に通っているジムの入口で、どこかで見たオバサンが携帯で電話してた。貴乃花と若乃花の母ちゃんで、元女将さんだった。小声で話しているつもりだけど、実は大声でマル聞ごえ。「明日の朝にテレビに出るから見てねー」と嬉しそう。「ふーむ、自分で自分の出る番組を宣伝告知するとはある意味立派かも」と思って、その場を離れたんだけど、その翌朝に偶然ワイド・ショーを見てたら、確かに電話で出演してた。でも、その内容が「若乃花の元カミサンが不倫してた」ってやつで、それに何でか知らんけどコメントしてた。「『見てねー』って、コレかよ」となんか喰らった。ホント、テレビとか、それに出てる人達ってスゴいわ。

 えー、そんなテレビに疲れた時のために、チトお勧めのサイトをご紹介しておきましょ。「Broken Curve」ってサイト(www.brokencurve.com)。レゲエの最新の情報とかプロモーション・ビデオとかに加えて、ココが良いのは古いプロモーション・ビデオもかなりストックされていること。知っている人も多いかと思いますけど、知らん人はチェックしてみて下さい。自分も昨晩の仕事疲れの合間に、90年代のシャバ・ランクスのビデオとかでリフレッシュ出来ました。

 あと、そのサイトのトップでは、現在はトーラス・ライリーの「She's Royal」が流れているハズ。VPの『PARABLES』収録の現在大人気曲で、来月の『STRICTLY THE BEST VOL.38』にも収録予定。現在『PARABLES』は昨年リリースされたのにも関わらず、ニューヨークのレゲエ・チャートのアルバム部門で「1位」。激ロング・セールス中で、またココに来て「She's Royal」の影響もあって盛り上がっている感じ。

 で、そのトーラス・ライリーの次!、と期待されているデュアン・スティーヴンソンのデビュー・アルバム『FROM AUGUST TOWN』も急上昇中! 日本でも確実に広がっている感じで、世界的に「ブレイク夜明け前」って感じに突入。是非、早めにチェックしておいて下さいまし。


 えー、あと、なんだ? そうだ、来月にVPから新作『INTOXICATION』のUS&UK盤をリリースするシャギーが今晩は東京、明日は大阪でショーを実施する感じ。行ける人は是非。シャギーはいいぞ。


 えー、ってな感じで今週も終了。来週はVP社長がやって来るので、なんかより忙しくなりそう。色々なコトが重なっていますけど、全てがうまくいくことを願いつつ、最善を尽くしましょ。今週もアリガト。来週もヨロシク。

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/25(Thu)
他社さんのリリース情報。
 うーん、なんか朝から色々とゴタゴタ。なんか更新も遅れ気味。

 で、ゴタゴタと言えば、ビーニ・マン。昨日の更新で「ジャマイカのマイ・クルーが『ビーニ・マンの脱税疑惑』のコトを話してた」みたいなことを書きましたけど、昨晩から色々と届いている情報によると、どうやら「ビーニ・マンに逮捕状が出た」とのこと。

 逮捕状が出たのは、この脱税疑惑に関わる裁判所からの呼び出しに対して、ビーニ・マンが出席しなかったからみたいだけど、ビーニ・マンは「脱税したつもりは無いし、もうそうだとしても以前のマネージメントの責任で自分のせいではない」とコメントしているとか。まっ、よく分かりませんけど、こうしたコトが活動に支障しないことを願います。


 えー、今日は、VPとかウチには直接関係しないけど、チトお伝えしておきたいリリースをご紹介。

 ドノヴァン・バンデッダ(アダ名は「ドン」)と言えば、今さら説明不要の現行ダンスホール・シーンのビッグ・プロデューサー。大人気レーベル〈DON CORLEON〉を運営している人。詳しくは『ストライヴ』最新号の巻頭特集をチェックして。

 で、このドンは、現在のジャマイカのプロデューサーとしては珍しく、自らCDをプレスして世界に流通していたりします。ヒット・リディムの[DROP LEAF][SEASONS]のワン・ウェイ・アルバムも自分でリリースしてたりします。何かのインタヴューで「VPとかグリーンスリーヴスは搾取するから自分でリリースするんだ」みたいなコトを発言してました。まっ、考え方は色々とあって良いと思います。

 で、そのドンが自分で流通する新作のリリースを発表しました。全3タイトル。全部アーティスト作品で、全部ドンが抱える「旬」なアーティスト達。プレッシャーの『LOVE & AFFECTION』、アレーンの『SACRIFICE』、そしてムンガの『(仮)BAD FROM MI BORN』。全部ヒット曲がそのままアルバム・タイトルになってますな。もしかしたら、アレーンの作品は、既にエイベックスさんから日本先行で出ているものと同じなのかもしれません。

 ドンが自分でリリースする関係で、このリリース情報が広く伝わってないかもしれませんけど、言うまでもなくどれも激旬な人気アーティストの作品ってことで要確認。ドンがVPを嫌いでも、ビッグ・シップと抗争していても、それはそれ。注目すべき作品と言っておきます。えー、ちなみにVPでも商品は扱いますので、卸店/小売店関係の皆さんは是非。なんか変な感じだけど。

 
 あとですね、再発企画を押し進めているグリーンスリーヴスから、かなり気になるタイトルが登場しました。『GREENSLEEVES 12" RULES』というタイトルで、ミュージック・ワークスの87年から91年のベスト・チューンの全て12インチ・ヴァージョンを収録した作品。収録曲全曲が黄金チューン。

 「Twice My Age」「Mr.Lover Man」とかシャバ・ランクス絡みの曲が多くなるの当然ですけど、デニス・ブラウン&グレゴリー・アイザックスの「Big All Around」とか、ジャバ&ココ・ティ&ホーム・Tの「Pirates Anthem」とか、JC・ロッジの「Telephone Love」とか、ビッグ・チューンばっか。そんで、全部12インチ・ヴァージョンってのも良過ぎ。ジャケもナイス。

 プロデューサーのガッシー・クラークと、エンジニアのスティーヴン・スタンレーによる一聴して、「ミュージック・ワークス!」と分かる、あの妙に洗練された感じのシンセ音バリバリのダンスホール・サウンドは、やはり気持ち良いっす。これは全員マスト、とか言っておきましょ。


 えー、なんかゴタゴタしてるんで、今日はこのへんで。

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/24(Wed)
さよならラッキー・デューベ。
 えー、数多くの批判を浴びつつも、毎日ダラダラ&長々と書いてますけど、それでも自分として「書けてないコト」「書いておきたいコト」を。ええ、自分のために書いておきましょ。

 先週にラッキー・デューベが亡くなりました。南アフリカのレゲエ・キングです。「強盗にカー・ジャックさせて、自分の子供達の前で射殺された」とのことで、あまりに残酷で悲惨です。

 南アフリカのアパルトヘイト時代から、音楽/レゲエを通じて闘い続けてきた人で、その歌詞の内容から、南アフリカでは発売禁止となった作品も数多かったですけど、多くのアフリカンが移住しているフランスやヨーロッパで圧倒的な人気を獲得して、南アフリカやアフリカの実情を世界中に伝えました。自由と平和と平等を訴え続けました。

 音楽的にも優れ、名盤『VICTEMS』をはじめ、数多くのヒット作品をリリースしてます。で、彼の成功によって、アフリカン・レゲエの存在が世界中に認知され、正当な評価を受けるようになったと思います。アフリカのレゲエを世界に知らしめたという意味では、ボブ・マーリー的な存在かもしれませんが、彼のスタイルとアティテュードは、ピーター・トッシュって感じで、実際に作品からもその影響を強く感じることが出来ます。

 91年にはジャマイカの「レゲエ・サンスプラッシュ」にも出演しています。偶然に観ることが出来たのですけど、その年は確か、南アフリカの人権運動家で政府により長く投獄されていたネルソン・マンデラ氏(後に大統領就任)が釈放された前後だったはずで、それを大歓迎していたジャマイカの気運の中で登場したので、かなり注目を集めていました。

 ただ、ラッキー・デューベ本人は、そうしたお祭り的な雰囲気、「レゲエ・サンスプラッシュ」ならではのパーティー的な雰囲気を無視するかのように、バッグ・バンドのスレイヴスと、女性コーラス隊を率いて、軍服姿でステージに立ち、熱く、しかし、クールに淡々とショーをしてました。そのステージと客席の妙な温度差と、居心地の悪さを覚えています。

 その直後には日本にも来日しました。ただ、「闘うアフリカ・レゲエ・アーティスト」というよりも、文化事業での来日みたいな取り扱いで、昭和女子大学の講堂とか、そうした会場でも公演をしていました。綺麗で行き届いた会場と、軍服姿で歌うラッキー・デューベのミス・マッチに、その時もどこか居心地の悪さを感じたのを覚えています。

 ラッキー・デューベを最初に観たり、聴いたりした時は、自分はダンスホールに夢中でしたから、なんかズレを感じました。ただ、同時に彼を通じて、言葉では理解していたアパルトヘイトの存在を理解したりしました。映画『遠い夜明け』とか、コンピレーション・アルバムの『サン・シティ』を見直したり、聴き直したりしました。まっ、それだけと言えばそれだけ。でも、そうしたコトを理解したり、知ったことが、その後の自分に何らかの影響を与えていると思います。

 ラッキー・デューベ。ご冥福をお祈りします。


 あと、ずっと書けてなかったけど、レペゼン東京のサンセット・プラチナム・サウンドの結成10周年を記念したライヴを収録したDVD『SUNSET THE PLATINUM 10TH ANNIVERSARY PARTY』は、チト面白かったです。

 二日間に渡って川崎クラブ・チッタで実施された記念興行から、アーティストのライヴを中心に収録したもので、主役のサンセットはホスト的な感じでしか出て来ないんですけど、現行日本人レゲエ・シーンのトップ・スターから若手までを一気に楽しんで、確認出来る内容。サンセットならではのアーティスト人選も感じられるところが良いですな。キラ・バンバンはどれぐらいの頻度で髪を編み直しているのか、ディジーのエンゲル係数はどれほどか、とか考える暇無く最後まで見入ってしまいます。最後のプシン嬢の「往来」のシーンでのキラ・バンバンとディジーの照れた笑顔に拍手。改めて、10周年オメデト。今後もヨロシクです。


 えー、昨晩ですけど、ジャマイカのマイ・クルーと連絡取ったんですけど、なんでも「ビーニ・マンの脱税疑惑が話題となっとるよ」とのこと。現地の報道によると相当な額を脱税してるとか。うーむ、離婚騒動に脱税騒動となんかダンスホール・キングもついて無いっすな。そんなことよりも新作出して欲しいんだけどネ。

 あと、先週開催されたジャー・キュア釈放記念の「キュア・フェス」は三日間無事に終了したみたいで、ジャー・キュアのステージも好評だったみたい。VPからの『TRUE REFLECTIONS』も止まらない感じで、売れ続けてますけど、来年にでも日本にも来て欲しいな。とっても観たい。


 えー、今日も頑張りましょ。

 そんな感じ。ではでは。


2007/10/23(Tue)
社長がやって来る。
 えー、US現地時間の今日23日は、VPの『17 NORTH PARADE』シリーズの第2弾発売日。

 今回は全部で7タイトルのリリースで、メインは〈ジョー・ギブス〉レーベルからの作品。『AFRICAN DUB』シリーズの全4作品、デニス・ブラウンの『VISIONS OF DENNIS BROWN』、『JOE GIBBS CHRISTMAS』がドーン。あと、〈ジョー・ギブス〉ではないですけど、ジェイコブ・ミラーの『NATTY CHRISTMAS』も一緒に登場となります。どれも名盤・重要作。是非ヨロシクです。

 改めてですけど、『17 NORTH PARADE』はVPの再発専門シリーズで、今年の8月からスタートしました。まっ、今までも色々と再発とか、リ・コンパイルとかはしてきましたけど、このシリーズにまとめていく感じ。シリーズ名とか、シリーズ・ロゴを統一することで、より分かり易くなればと期待してます。

 で、VPのニューヨーク本部では、この『17 NORTH PARADE』のプロモーションも兼ねて、現地でイヴェントも開始。添付のフライヤーもその一つ。最新のレゲエ/ダンスホール、あとソカだけでなく、こうしたヴィンテージものもキープ&サポート&デリヴァーしていこうという感じ。作品もですけど、現地に行かれた時にイヴェントがやっていたら、是非チェックしてみて。日本でもこういうイヴェントをやれれば良いな、と思ったりなんなり。週末から日本にやって来るVPの社長にも話してみようと思います。


 えー、で、週末からVPの社長が来ることもあって、なんかバタバタ。来週はずっと一緒に動いたりしないといけないだろうから、やらんといけないコトを前倒しでやっつけておかんとネ。

 VPの社長は初来日。で、勿論「仕事」で来るんですけど、なんかせっかくなんだから、日本ならではの体験とかもさせてあげたいと思ったりも。自分がニューヨークに行っても、大したケアもしてもらえないのに何かしてあげたくなるのは不思議かも。でも、それこそ日本人ならではのホスピタリティかな、とも。損得とか言ってたらいかんです。

 まっ、ベタに浅草とか行くのもありなんでしょうけど、もっとなんか無いかな?、と思ったりなんなり。とりあえず、渋谷のスクランブル交差点を渡らせるだけでも、「日本」を体験出来るかな。ショーン・ポールとかも「なんじゃ、ココは!」と喰らってましたからな。ええ、自分がニューヨークに行って、VP関係者とタイムズ・スクエアとかに行っても、なーんも驚かない理由を身体で分からせてやりましょ。

 まっ、でもやはり見てもらいたいのは、日本のレゲエ・カルチャー。ダンスもそうですけど、レコード店とか、CD店とか、色々なものが独自に発展・成長しているのを見て、理解してもらいたいところ。

 あと、妙な幻想も払拭してもらいたいところ。日本は確かにレゲエにとって大きなマーケットですけど、ゆえに厳しくタフな部分も分かってもらいたい感じ。CDだけを見ても、VP以外に世界各地から輸入盤はあるし、勿論国内盤もあるし、世界で一番の激戦区だということも理解して欲しい。で、そうした実態や事実を理解してもらうことが、今後のVPの日本での活動をより活性していくことにもつながると思います。個人的には、作品のリリース以外にも、それにつながる様々な活動や展開をVPは出来ると思ってまして、それを実現するための理解や発見を持ち帰ってもらいたい感じ。

 多分、東京のあちこちに出没すると思いますけど、レゲエ関係者の皆さんはVPの社長に会ったら、是非率直な意見やリアリティをガンガン伝えて下さい。それが、一番の「日本」で、一番の「お土産」になると思ってます。どーか、ヨロシクです。

 あー、なんか今日はちゃんと書いたかも。昨日もマイ・クルーから、「週末に色々なお知り合いに会ったら、皆さん『文章が長いし、しょーもない』って言ってましたよ。アハハハハハハ」と言われて、ムカムカしてました。いや、勿論反省もありますけど、言われた内容よりも、それを嬉々として伝えるマイ・クルーにムカムカしました。「リサーチしたんですよー」とか言うけど、明らかに陰で人の悪口言って盛り上がってやがる。うるせー、バーカ。まっ、開き直っておきましょ。悪口言う奴にも言っとくよ、「だったら読むな」「読むなら慣れろ」。ちくしょー、なんかくやしぃぃぃ。

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/22(Mon)
渋谷。
 えー、今週もヨロシクです。

 今日もVP関係からいきましょ。

 来月にI・ウェインの『BOOK OF LIFE』と、『STRICTLY THE BEST』の本年度盤がリリースされることで、現在VPのニューヨーク本社はその準備で大忙しって感じなんですけど、それらに合わせて、同じく来月にリリースされるシャギーの新作『INTOXICATION』の準備でも大忙しって感じ。

 この『INTOXICATION』は、日本では既に8月にポニー・キャニオンさんから先行発売されているので、ゲット&チェックされている方も多いかと思いますけど、アメリカでは来月13日が発売日。アルバム・リリースに向けてのプロモーションとかもガンガン動いている感じ。アルバムにはビッグ・チューンの「Church Heathen」とかも収録されていますけど、現在は「Bonafide Girl」をプッシュ中。プロモ・ビデオとかも大量露出中。

 日本では夏のリリースからちょっと時間も経っていて、なんとなく一段落している感じもあるかもしれないですけど、世界的にはココからでして、そのリアクションとかフィード・バックでまた動きが出て来ると思いますので、是非引き続きご注目を。で、シャギーは今週に来日。金曜日に東京、土曜日に大阪でアルバムのリリース・パーティーを兼ねたショーを実施する予定なので、行ける人は是非ヨロシクです。


 えー、週末はなんだかんだと色々と。土曜日に渋谷をパトロールしたんですけど、街のあちこちで工事とか行われていますな。先日に知人から「渋谷再開発計画」とかを聞いてたので、たくさんの工事現場を通り過ぎる度に「あー、ホントに色々と変わるんだぁ」と実感したり何なり。

 で、その再開発で、今後渋谷の街がどう変わるのかが楽しみでないわけではないんだけど、ちょっと「うーん」と思ってしまうのは、どうも渋谷のレコード村一帯が再開発地域になっているみたいってコト。そう、東急ハンズの周りの宇田川町の辺りです。数多くの雑居ビルに、レゲエもですけど、ヒップホップとかハウスとかソウルとかジャズとか、あらゆるジャンルのアナログ屋とかが集結しているんですけど、それが再開発によって、移転とかバラバラに離れてしまうのは、単純に寂しいし、大きな損失ですな。

 言うまでもなく、この渋谷のレコード村は、世界屈指&最大級のレコード・エリア。ココに慣れると、ニューヨークとかロンドンとか、あとキングストンの有名なレコ屋に行っても、「大して揃ってねぇーなぁ」と思ってしまうぐらいで、それこそ海外からのDJ/サウンド・マンとかも来日の際には、必至にディグしまくるエリア。「某有名DJが来日公演で得たギャラを全て渋谷でのレコード代にしてしまった」とか、「某アーティストが『アソコからココまで全部買う』と大人買いして、店員総出で大量のダンボールを運んだ」とか、「某人気レゲエ・アーティストが自分のレコードを『買ってくれ』と直接営業して回った」とか色々と伝説もある感じ。この渋谷のレコード村は、世界に誇れる日本の文化。それが崩れてしまうのは、なんか哀しいな。

 で、そんなコトを考えながら、昼飯を喰いに「やしま」に。レコード村の住民にはお馴染みの讃岐うどん屋。混んでたので、ちょこっと外で待ってたら、貼り紙が。「ビルの立て直しの関係で来年1月で閉店」と書いてあった。「なんだよ、ココも無くなるのかよ」とかなり残念。なんか困っちゃうね。元チーマーでも、元ギャル男でも無いし、東京出身でも無いので、「渋谷」とかを特に意識したり、変な愛着みたいなものは無いんだけど、それでも「渋谷にはなんか色々と世話になったりしてんな」と思ったり何なり。ふむ。今度ジムで「渋谷のドン」のK・ダブ・シャインと会ったら、どー思っているのか話でも聞いてみましょ。

 で,渋谷と言えば、現在アップリンクさんで映画『WORD, SOUND AND POWER』が上映開始されているハズ。激名盤『HARVEST UPTOWN』で知られるアール・チナ・スミスとか、トニー・チン、サンタ・デイヴィス、それにフレディ・マクレガーも一時期在籍した名グループ、ソウル・シンジケートのドキュメンタリー映画。既にチェック済みのマイ・クルーによると「良い映画でしたー」とのコト。自分も是非確認してみたいと思います。毎晩9時からのレイト・ショーみたいなので、レコード村の帰りにでもどーぞ。

 えー、今週も頑張りましょ。
 そんな感じ。ではでは。

2007/10/19(Fri)
「毎日書き過ぎなんだよ」って叱られました。
 えー、ココ最近なんですけど、VPからの荷物が連日のように届きます。大きいダンボールから小さいものまで色々。小さいものを3つとかにバラバラに送って、同じ日に届いたりもします。「運送費も高いんだから、まとめて一箱で送れば良いのに」と思ったりもしますけど、何度言っても変わりませんな。

 で、今週に現地の来月6日にリリースされるI・ウェインの新作『BOOK OF LIFE』のサンプル盤が届きました。前作『LAVA GROUND』以来、2年振りのセカンド・アルバムです。

 まっ、I・ウェインに関しては、ジャマイカのみならずアメリカやヨーロッパでビッグ・ヒット&ロング・ヒットした「Can't Satisfy Her」で05年に大ブレイクしたラスタ・シンガーとしてお馴染みのハズ。ジャー・キュア、リッチー・スパイス、ジプシャン等と、現行のルーツ&カルチャー・ムーヴメントを牽引している存在で、「Lava Ground」「Life Seeds」「Living In Love」等、コンスタントにヒットをリリースし続けています。

 最大の特徴は、そのささやくように歌う「揺れる歌声」。歌詞の世界観も人気の大きな理由ですけど、やはりこの歌声こそが一番の武器だと思います。

 で、今回サンプル盤が届いたことで、ようやく新作の全容を確認することが出来ました。最近のVPは、前にも書いたかもしれませんけど、ブートとか違法ダウンロード対策のために、楽曲とかの管理がかなりタイト。関係者でも、アルバム全曲を確認出来るのはリリース直前で、関係者でもVPが自衛手段として流すダミーの曲リストとかジャケットに引っかかることもあるぐらい。 

 そんなわけで、『BOOK OF LIFE』ですけど、全編ルーツ・ロック作品で、現行シーンのヒット・リディムとか、前作から現在までのヒット曲とかにとらわれずに作られている感じ。事前に聞いていた通りに、アルバムは『人生』とか『生きるコト』をコンセプトとしていて、既発の7インチ楽曲も収録されていますけど、そのコンセプトに合致した曲を厳選して収録してある感じ。

 I・ウェインらしいナチュラルで、どこか「天然君」な感じも詰まっていて、力強いワン・ドロップ・リディムに乗った、その浮遊感ある軟らかで、優しい歌声とフローが実に心地良い仕上がり。ジャケットは重厚ですけど、もっとソフトですし、どこか洗練されてもいます。是非期待して下さい。

 あと、今回サンプル盤が届いたことで、クレジット関係も全部確認出来たんですけど、個人的にはアビシニアンズの大ヒットと言うか、レゲエの金字塔とも言える「Satta Massagana」のリディムを使った「Free The People」という曲が収録されているんですけど、そのリディムをリメイクして演奏しているミュージシャンに、アビシニアンズのメンバーの息子さん達が参加しているのを見つけてニヤリ。レゲエには「受け継いでいく文化」が存在する音楽ですけど、これこそホントの継承ですな。良い感じ。


 えー、昨日はなんか色々と。慌ただしく色々なコトが同時進行で、その中にはトラブルと言うか、困ったコトも。まっ、楽しいコトではないですけど、こういうトラブルが起きた時こそ、その問題に関わっている人達としっかりとした意見交換とか、話し合いとか、意志の疎通が取れたり、確認出来たりも出来たりもするので、トラブルが起きないように努めるのは勿論ですけど、決して無駄だとか、嫌な話ばかりでは無いな、と思ったり何なり。

 やっぱり「人と人」の関係ですな。メールとか電話で用件だけをやり取りしていても、伝え切れないものとか、スレ違っていることは多いので、会ったり、話し合うことは大切よね。とりあえず、真摯にその問題に向き合って、適切な対応に尽力・協力してくれた関係者の皆さんに感謝です。昨日のコトがあって、今までよりももっと信頼出来る気持ちになりました。アリガト。


 そんで、夜に自宅に戻ったら、日本ハムが優勝してた。ロッテは残念だったけど、リーグ優勝しているチームが勝つ方が話としては収まりが良いネ。それと、マイ・クルーは千葉出身者ばっかなので、なんか嬉しい。もう、よくわからん千葉自慢を聞くのはウンザリ。

 で、そのニュースを見ながら「ああ、今年は野球場に行けなかったなぁ」とチト反省。野球は球場で見るのが一番。で、野球と言えば、阪神のシーツ選手の退団にガックリ。確かに今シーズンはイマイチ。でも、広島時代から地味なんだけど、確かなプレーをするのが好きだった。地味な外国人選手好きなんです。大洋にいたミヤーンとかネ。

 でも、野球の話とか書き出すと長くなるので止めます。昨日もマイ・クルー達から、「毎日原稿長過ぎ」と叱られました。自分に甘くて、他人に厳しい性格の人達が自分のまわりには多過ぎます。たまに嫌いになります。でも、毎日会ったり、話したりしていると、良いところも分かるので、全部許せます。やっぱ話すことと会うことは大事。「人と人」よね。


 今週もお疲れさん。また来週です。

 そんな感じ。ではでは。


2007/10/18(Thu)
『17 NORTH PARADE』第2弾、間もなく発売です。
 えー、昨日はVPから続々と到着。現地23日にリリースとなるVPの再発シリーズ=『17 NORTH PARADE』からの7タイトルのサンプル盤もドーンと。

 今回は、ジョー・キブス作品が中心。どれもレゲエを代表する名作なのは言うまでもないですけど、ゆえに現在の若いレゲエ/ダンスホール・ファンにしっかりと聴いてもらいたいところ。

 4タイトルまとめてリリースされる『AFRICAN DUB』シリーズも、タイトルの『DUB』とかディープなジャケットに拒否反応を起こす人もいるかもしれないけど、聴いてみれば難しいコトは何もないハズ。現在のダンスホールでも馴染みのリディム・トラックが続々登場ですし、敷居は決して高く無いです。

 まっ、本シリーズから、リディム・トラックを主役にして、エンジニアがマスターとなって、ダブという手法で曲を再構築(リミックス)してしまう(してしまって良い)という、レゲエの発想力の面白さを感じてもらえると思います。そうした発想力は、現在のダンスホールに存在する良い意味で「何でも有り」の精神にも繋がってます。まっ、個人的には、ダブからは「物事を違った角度から見る」ことの大切さを学んで、なんとなく日常生活にもそれが活かされているような感じがしますな。

 あと、今回のリリースの中では、個人的にはデニス・ブラウンの『VISIONS OF DENNIS BROWN』が嬉しいところ。もともと大好きなアルバムなんですけど、デニス・ブラウンの数ある作品の中でも、特に優れた一枚だと思います。

 この作品は、シンガー=デニス・ブラウンとしての魅力が全開で、喉を潰してしまう以前の艶やかでメルティーな歌声が素晴らしい限り。今回は一部の楽曲に、曲の最後にダブ・ヴァージョンをくっつけた「ディスコ・ミックス」が収録されているのも嬉しい感じ。デニス・ブラウン好きなら絶対、あと「言われるほど、デニス・ブラウンをスゴいとは思えないんですけど・・」という方も是非。きっと伝わるハズ。


 で、「VPの再発」と言えば、12月に「おおっ!」と思う作品がリリースされることに。なんとブジュ・バントンの名盤『INNA HEIGHTS』が、発売10周年を記念してスペシャル盤として再発されます。ボーナス・トラックに加えて、当時のライヴ映像とかを収録したDVD付きの2枚組の予定。

 『INNA HEIGHTS』は、その前作で大名盤の『TIL SHILOH』の続編に位置づけられる作品で、ラスタ宣言をしてリリースされた『TIL SHILOH』よりもある意味ディープに突っ込んだ内容。大名曲「Destiny」「Hill & Valleys」「Cry No More」「Give I Strength」といったお馴染みのコンシャス・チューンと、「Love Sponge」「Love Dem Bad」等のダンスホール・チューンのバランスも見事な一枚。是非お楽しみに。


 あと、VPでは無いですけど、最近のお勧め作品もご紹介。ロビー・リンの『MAKING NOTES』。スライ&ロビーの〈タクシー〉の作品とかでお馴染みのヴェテラン・キーボード・プレイヤーの作品。初のアルバムだとか。長いキャリアを考えるとチト意外かも。

 1曲を除いて、全部インストで、カヴァーも多いんですけど、単純に聴いていて心地良い作品。良い意味で力みが無く、自然体な感じで、音と音の間から感じる盛り過ぎない「哀愁」とか、「乾き」が絶妙。見事なアレンジで誘ってくれる独特のグルーヴ感に安心して委ねられる感じ。今のシーズンにピッタリかも。個人的には旅する時とかにも聴きたいかな。国内盤でROLさんからリリースされてます。是非チェックしてみて。


 えー、あと、昨晩なんですけど、仕事を終えて自宅に戻ってテレビを付けたら、画面にインターセプターのマーキュリー君が。ん?、ああ、よく見たら、亀田君のお父さんでした。なーんだ。なんか「謝罪会見」とかをやってましたな。でも、何だかよく分からんですな。いや、亀田家じゃなくて、マスコミが。変ですよ、とっても。彼らもダブでも聴いてみたら良いと思います。

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/17(Wed)
「だって雨なんだもん」。
 えー、今日もVP関係からいきましょ。

 今年も『STRICTLY THE BEST』の季節がやって来ました。改めてですけど、夏の『REGGAE GOLD』シリーズと同様に、本場ジャマイカ・シーンの「旬」を凝縮した最新ヒットだけを厳選収録した激強力なコンピレーション・アルバム・シリーズ。「夏の『REGGAE GOLD』、冬の『STB』」と覚えて頂けたら幸い。

 で、『STB』は数あるVPのシリーズの中で、一番の長寿企画。今年で17年目。それだけ長く続いているのも、内容に対する信頼から。毎年間違いない選曲でハズれ無し。

 まっ、レゲエ/ダンスホール・ファンには既にお馴染みのシリーズで、「今さら」な感じかもしれませんけど、シーンの猛烈な動きの速さや、そのリリース量の多さに対応し切れないファン、あと、ビギナーには特にお勧め。シーンの動きを伝えてくれるサンプラーとしてチェックしてみると良いと思います。少し前倒しに感じるヒットも収録されていて、「復習」だけでなく、「予習」も出来たりします。それと、『REGGAE GOLD』と共に『STB』を毎年揃えていくことで、大まかなシーンの流れは把握出来ますし、後々に90年代以降の『レゲエ/ダンスホール辞典』が出来ちゃうので、かなり便利なアイテムだと思います。まっ、色々な意味でお勧め。

 『STB』は毎年11月にリリースされるのですけど、今年は現地20日発売。今年も『DJ編/VOL.37』と『シンガー編/VOL.39』の二枚に分かれて同時発売されます。で、ココに来て、徐々にその収録内容が見えて来ましたけど、今年はかなり強力。エクスクルーシヴなチューン、初CD化の最新ヒット・チューンが満載。『DJ編/VOL.37』には、レゲエ/ダンスホール・ファンにとどまらないメンツが大量参加。そんで『シンガー編/VOL.39』には、最近の「シンガー隆盛」そのままに美曲がズラーっと並ぶ感じ。かなり良いし、なんか強い感じ。

 そんで、このリリースを盛り上げるべく、現在日本限定での「購入者特典企画」を計画中。タワーレコードとツタヤを中心に実施予定。毎年ステッカーとか色々と購入者にグッズ・プレゼントを実施してきましたけど、今年はもっと豪華と言うか、強力なものを準備中。一部の店頭で、見切り発車でアナウンスが開始されていますけど、本サイトで、来月1日更新の「MONTHLY NEWS」でアルバム収録楽曲と共に正式に発表します。もったいぶった書き方で申し訳ないですけど、まだまだ準備中なので、混乱回避を考えてのコト。何卒ご理解を。でも、期待&楽しみにしておいて。


 えー、昨晩はジャマイカのマイ・クルーに電話。「お金」のコトとかがあると、うるさいぐらいに毎日連絡してくるのに、一週間ぐらい連絡無いので電話してみた。そしたら、「あー、何?」って感じで、「DVDで映画観てんだ。緊急の用事じゃなければメールしておいて。明日は事務所に行くよ」と全くやる気無し。イラッとして、「頼んだ仕事はどーなってんだ?」「どーなってるのか知りたいから、ちゃんと状況を報告しろよー」とか言ったら、「全然進んでないから、報告することは無いよ」とかサクーっと言いやがるのでムカムカムカーッ。「オイ、『全然進んでない』ってどーいうコト?、何で進めないんだよ」と怒ったら、面倒臭そうに、だるだるな声で「だって、最近雨ばっかりなんだもん」・・。「雨なんだもん」・・。「雨だもん」・・。それも申し訳無い感じも一切無く、「何か?」と開き直った感じで・・。

 うーん、久々にジャマイカ野郎の「言い訳」に喰らいました。これまでも色々な言い訳にやられて来ましたけど、なんかココまで脱力したのも久々。怒りを通り越して、呆気に取られて、思わず「ああ、そうなの」とか答えてしまった。でも、さすがはマイ・クルーですな、素晴らしいです。ココまで素直にやる気が無くて、そのままに相手に伝えられるなんて、大したもんだ。

 いやー、ジャマイカに行きたくなったねー。いやー、行かないとねー。本気でブッ飛ばしてやりたい奴が出て来た以上、行ってやっつってやらんとねー。あー、ムカツクー! どーして、マイ・クルーは全員こんなんばっかなんだろー?、ついでにウチの税理士までこんな感じじゃねぇーか!、って、自分の責任も感じないわけはないんですけど、なんか大変です。

 ちなみに、ジャマイカのマイ・クルーが観てたのはキャメロン・ディアスが出ているよく知らんラブ・コメディーだとか。朝の8時から、野郎一人でそんなの観るかよ、普通。ホント、ジャマイカ人の感覚はよく分からん。で、そんなジャマイカ人が作るレゲエに魅了される自分っていうのもがなんか悔しくなるわい。『STB』の収録予定曲リストを見ながら、「おお、ヤバいじゃん」とか言っている自分が一番ヤバいんじゃないかと思えて来ました。

 えーっと、今日も頑張ります、はい。

 そんな感じ。ではでは。 

 
2007/10/16(Tue)
本屋。
 えー、まずはVP関係の情報から。

 新作『FOREVA』をリリースしたばかりのウェイン・ワンダーですけど、アメリカ現地では、「Again」に続く、アルバムからのシングル・カットとして「For My Love」がリリース。この曲は、トリック・ダディ一派のトリーナ嬢をフィーチャーした曲で、アルバム・リリース前からシングル・カットの要望が高かった人気曲。アルバム共々、是非ヨロシクです。

 あとですね、VPの「着うた」関係でご連絡。現在ミュージック・エアポートさんに、VPの「着うた」を日本で管理して頂いていて、ミュージック・エアポートさんが運営する「i-music adv」を中心に、複数の着うたサイトでダウンロード出来る感じになってます。是非チェック頼みます。

 で、そのミュージック・エアポートの「i-music adv」のサイト広告とか、QRコードとかをウチの雑誌広告とかフライヤーにも掲載してたりするんですけど、チトそのQRコードがちゃんと読み取れない感じになってたりしてたみたいで、昨日に修復して頂きました。ご迷惑をお掛けした皆さんには大変申し訳ありませんでした。引き続き、ヨロシクお願いします。


 えー、昨日はビクターさんのデザイン・センターに行って、来月にリリースとなる、デリー・ランクスとチーノのアルバム2作品のアートワークの入校とかをサクサクと。

 いつもアートワーク関係は締切ギリギリの進行で、デザイン担当の方にもご迷惑をお掛けしているんですけど、今回は「ビクターの来月発売作品の中では一番早い入校ですよ」と言われて、なんか嬉しい。まっ、お互い「仕事仲間」とは言え、出来る限り迷惑は掛けたく無いと思っているので、スムーズに進行出来て良かった。久々に見たその担当者の笑顔もナイス。この2作品は、マスタリングも順調だったし、なんだか良い感じ。このままの流れに乗って、広く伝わって、届いていって欲しい感じ。関係各位には、来週には音資料とか届けられると思いますので、是非ヨロシクです。


 そのデザイン関係の仕事をやっつけてからは、そのままビルの下でマイ・クルー全員集合で緊急ミーティング。短い時間で、要点だけを一気に固めて行く話し合いをしたんだけど、いつものダラダラ感が無くて良ろし。毎回こんな感じだと良いな。

 このミーティングとかでもそうだけど、もっと無駄を省いて、シンプルにスピーディーにコトを動かしていかんとネ。なんか分からんけど、もうそんなに時間は無いかもしれんからネ。そんなコトを思ったのも、その後に人との待ち合わせで、本屋に行って、ジョー・ストラマーの本と、ラモーンズの本を見つけたからかも。

 いつもどこかで子供の時と変わらん気持ちを持っていて、その時のヒーローはいまでもヒーローで、気持ちの中から消えないんだけど、実際は亡くなってしまっていて、こうやって本屋とかに「伝記」とかが並んでいるのを見て、なんとなくだけど、「死んじゃうんだなぁ」と思ったり何なり。まっ、ホントは当たり前なんだけどネ。で、なんとなくなんだけど、「あとどれぐらいなんだろ?」とか思ったりしつつ、「やりたいコトとやっているコトが、実年齢で言えば10年ぐらいズレてて、遅れている感じがするから、もっとスピード上げていかんと間に合わねぇなぁ」とか思ったり何なり。うん、なんかそんな気分になりましたな。


 で、本屋では、先日も書いたけど、米雑誌の『FADER』に、ジャー・キュアーが掲載されていて、今回は立ち読みだけでなく買うことに。そんで、他の雑誌とかも見てたら、米雑誌の『BASS PLAYER』の表紙が、なんとアストン・ファミリーマン・バレットになっててビックラ&ゲット。

 ファミリーマンはベーシストで、弟でドラマーのカールトンと共に、ボブ・マーリー&ウェイラーズの屋台骨。それ以前に、アップセッターズとかでも活躍してますけど、あのボブ・マーリーのサウンドを作った重要人物の一人ってイメージの方が強いかな。

 レゲエをたくさん聴いていくと、ボブ・マーリーが「レゲエの神様」に異存は無いけど、それでもかなり特殊なアーティストで、サウンドであることに気付くハズ。ボブ・マーリーの才能と、それを引き出したりサポートしたアイランド・レコードのクリス・ブラックウェルの存在は大きいでしょうけど、ことサウンドに関しては、このバレット兄弟、特にファミリーの存在はかなり大きいハズ。その規格外のベース・ラインがボブ・マーリー・サウンドの要だったようにも思う。十分評価は受けているけど、それでも未だ未だ過小評価な感じがするぐらいスゴい人。

 で、『BASS PLAYER』には、そのファミリーマンの最新インタヴューが掲載されていて、雑誌の関係上、使用している楽器とかのデータもあるけど、そのキャリアを全て振り返った内容が掲載されていて、かなり重要。ファミリーマンの視点で語られるレゲエ・ヒストリーって感じかな。「木の板で自分でベースを作って、弟のカールトンはペンキの缶をドラムにして、二人で練習して、自分達で『ダブ』と呼んでたスタイルを築きあげた」、そんで、それをスタートに後々にボブ・マーリーと出会って、世界中をツアーする、ってなんか映画みたい。是非、探してチェックしてみて。ああ、そっか、でもカールトンも死んでるな。


 えー、まっ、色々とありますけど、とりあえず頑張って生きましょ。

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/15(Mon)
NAH LOOK BACK!!
 えー、今週もヨロシクです。

 えー、週末は、なんか仕事みたいな遊びみたいな、なんか中途半端な感じな時間の過ごし方で終了。

 土曜日は、事務所で溜まってた仕事を片付けるべく出社したんだけど、着いてすぐにメールをチェックをしてみたら、ショックな内容のメールが届いていて、ドーンと凹んだ。

 まっ、自分の責任と言うか、甘さが原因なんだけど、それゆえに余計にガックシ・・。すっかり仕事する気力が失せてしまって、椅子に座ったまま「うーむ・・」とか、「嗚呼・・」とか、ダラダラ&ウダウダ。でも、そんな気分にも飽きてきて、「まっ、NAH LOOK BACK!! 終わったコトを考えてもしゃーないさ。気合い入れて行きましょ」と、結局、仕事はなんか放ったらかしにして、ジムに向かうことに。ええ、こういう時は気分転換、身体を動かすのがベストさ。

 でも、ジムに行っても、頭の中は「うーむ・・」、「嗚呼・・」と凹みモードのまま。弱ぇぇ。そんで、「いかん、いかん」と思い直して、いつもよりも頑張って、「うりゃー」とマシーンとかと格闘してみたら、あっさりと背筋を痛めてしまって、ウググ。踏んだり蹴ったり、って感じ。ああ、悔しい。


 日曜日は、背中にインドメタシン塗ってから、J-WAVEに。『TOKIO HOT 100』の「持ち込みレコメン」のコーナーに出演のためにテクテクと。行く途中も、昨日のショックを引きずってて(かなり弱ぇぇ)、なんか「あー、やる気しねぇな」って感じだったけど、六本木ヒルズが近づくにつれて、「こういう時こそ頑張らんと。与えてもらったコトを一つ一つちゃんとやるコトが大切でしょ。それしか出来んしなー」と、突然前向きに。

 そう、なんか突然前向きになって、「毎回、『なんかイマイチ』な出演と言うか、結果で終わっているけど、今回はガッチリとやってやる。ヤクザなディレクターの中川にいつもと違う俺様を見せつけてやる。クリス・ペプラーの目をしっかりと見据えて、ガッチリとトークをかましてやる。今出来ることはそんだけだから、呼ばれた以上、中川からの期待に対して三倍にして返してやるわい」と気合い入れて乗り込みました。

 で、番組ではデュアン・スティーヴンソンの『FROM AUGUST TOWN』をご紹介。事前に大した打ち合わせも無いし、生番組だし、クリス・ペプラーさんも思いつきのフリをするので、チト嫌な汗もかいたけど、これまでの数々のサウンド・クラッシュ観戦の経験を活かして、なんとか全部返して、叩いておけたかな。いつも通りに「あっ」と言う間に終了したけど、スタッフさんの反応もなんかいつもよりも温かかったし、あのヤクザな中川が、帰る時にわざわざビルの下まで見送りに来たことを考えれば、まぁ、よく分からんけど、そんなに今回はヘマしていないかな、と。ベストは尽くしたので、反省はある部分もあるけど、後悔は無し。NAH LOOK BACK!!


 そんで、六本木からは日比谷野外音楽堂に。毎年恒例の『SOUL REBEL』を観戦。夏前から続いた、大型野外ダンスのトリって感じのイヴェント。会場は今年もパンパン。ワッショイ、ワッショイな雰囲気。あと、他と比べて、とにかく酔っぱらいの多いのも相変わらず。

 途中から参加して、ランキンさんから観戦して、夜には別の用事もあったので、ムーミン終了時に退散したんですけど(失礼な客で申し訳無い)、秋の風とかを感じて、レゲエの音を感じているのは気持ち良かったな。段々と空が暗くなっていく感じがナイス。

 観れた中では、リョー・ザ・スカイウォーカーとマイティ・ジャム・ロックが印象的。リョー・ザ・スカイウォーカーは先日のツアー公演と同様に、日頃の鍛錬に裏打ちされた安定感に安心。あと、言葉の届き方がライヴの方が良いな。マイティ・ジャム・ロックは瞬発力と破壊力が相変わらず見事。また単独でのショーもやってくれんかな。

 あと、会場では色々と知り合い&関係者にも遭遇。皆、元気そうで何より。ハセ・T先生にも会えたけど、「来る前にちゃんとJ-WAVE聴いてきましたよ」と笑われて、それで会場に来るのが遅れたのだとしたら、なんか申し訳無い感じ。でも、アリガトさん。

 まっ、なんか色々とあった週末でしたな。気分は上々、背中は痛てぇまんまですけど、とりあえず、「NAH LOOK BACK!!」。今週も、やらんといかんコト、やるべきコト、それらを一つ一つ丁寧にやっていきましょ。シズラも歌ってるさ、「び〜、すとろんぐ〜」。頑張りましょ。

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/12(Fri)
デュアン・スティーヴンソンがジワジワと。
 えー、昨日は朝にVPの社長から電話。やっぱり日本に来るみたい。初めてなので、「ホテルはどこに泊まれば良い?」とか、「日曜日に出たら、そっちは何曜日?」とか基本的なコトも多いけど、途中からは「相撲は見れるの?」となんかバケーション気分みたいなコトも。で、「その時期は東京ではやってないよん」と答えると、「え〜、日本に行くのに相撲が見れないのか〜」と酷く残念そう。VPのスタッフでお相撲さんみたいな人は多いのにね。まっ、どこかの相撲部屋にでもお邪魔させてもらって、たっぷりと「可愛がって」もらうことにでもしましょ。ウシシ。


 あと、昨日と言えば、嬉しい連絡かありました。タワーレコードさんの本部から、VPのデュアン・スティーヴンソンの『FROM AUGUST TOWN』の追加オーダーがどーん! 「各店頭でジワジワと良い感じで売れてまーす!」とのこと。イエーい!

 デュアン・スティーヴンソンに関しては、個人的にも猛烈に気に入っていて(年間ベストかも)、このサイトでも激プッシュしているものの、未だほとんど知られていない存在ということもあったり、あまり露出も出来ていないこともあって、不安がいっぱいだったですけど、タワーさんの言う通りに、ココに来てジワジワと届いている感じ。まっ、こういう仕事してての楽しみはたくさんありますけど、こういう誰も未だよく知らんアーティストのめっちゃ良い作品が「届いていく」、「伝わっていく」のを実感出来るのは、人気アーティストの作品が何万枚も売れるのと同じぐらい、もしかしたらそれ以上に嬉しいコト。久々になんか「来たーっ」って感じ。

 最近は、会う人、会う人に、デュアン・スティーヴンソンをお勧めしてて、先日も結婚式で一緒になったプシン嬢にも「聴いてみて、きっと気に入ると思うから」なんて強く勧めちゃった。でも、アーティスト、しかも同業のレゲエ・シンガーの方に、そういうのは失礼だったかも、とチト反省も。「聴いてみますね」と笑顔と大人の女性の対応で返してくれたプシン嬢にゴメン&感謝。

 『FROM AUGUST TOWN』はとにかく良い作品。ジャケのイメージは、もしかしたら地味で、ルーツ・シンガーって感じかもしれないけど、全然違うのでイメージにとらわれないで。「トーラス・ライリーに続く存在」であることは間違いないけど、トーラス・ライリーよりも、振り幅は広く、そのメローで泣ける世界観は日本人の琴線を確実に震わせてくれます。是非頼みます。本サイトでも、何曲か試聴出来るのでチェックしてみて。

 あと、各店頭バイヤーの皆様にお願い。是非、店頭演奏とか、試聴機でのリスニングをヨロシクです。聴いてもらえば、すぐに伝わると思います。トーラス・ライリー同様、今後「化けるアーティスト」と確信してますので、サポートお願いします。


 えー、あと昨日は締切が迫っている原稿書きに没頭。毎日ココで、ゆるーい感じで、「えー」とか「あー」とか書いていると、それに慣れちゃってて、なんかガッチリと書くのが難しい。頭に浮かぶコトを、そのままにちゃんとした文章で書くのは難しいっす。ちゃんと書いたつもりでも、読み返してみると文末を「〜ですな」とか、「〜ってな感じ」で、まとめてたりしてて、アララ。途中で、「思った通りにいかーん」と「んがー」な感じに。ええ、昨晩のボクシングでの12ラウンドでの亀田君みたいに、何かヤケクソで切れてみたくなりました。「なんぼのもんじゃーい、おらーっ!」。まっ、でも大人なのでちゃんと最後まで切れずにやり遂げようと思います、ハイ。

 
 えー、今週ももうおしまい。今週もアリガト。なんか今週はヒット数が急激に増えていますけど、初めて覗いた皆さんも今後もヨロシク。呆れる内容が多くて申し訳ないけど、慣れろ。


 そうそう、明後日の日曜日なんですけど、久々にJ-WAVEの『TOKIO HOT 100』に呼ばれてます。「持ち込みレコメン」っていう短いコーナーで、自分はレゲエを紹介する役目。何ヶ月も呼ばれないので、「首になった」「なんか暴言吐いたからだ」「クリス・ペプラーさんが俺を嫌っているからだ」とか思ってたら、突然、ヤクザな番組ディレクターの中川から「来やがれ」との連絡。多分、番組的にネタが無いとか、他のジャンルのレコメンダーさんが忙しいんだと思います。そんなに求められている感じはしてません。

 でもネ、一曲でもレゲエが人気番組内で流れると、「もしかしたら」ってのがあるので、それに期待して行くことにします。まっ、これまで何回か出ましたけど、一度も「もしかしたら」は起きていませんけどネ。でも、それでも挑戦しましょ。また、きっとまたクリス・ペプラーさんは、目も合わせてもくれないと思います。空回りすると思います。嫌な汗かいて、凹んだ気持ちで大切な日曜日を過ごすハメになると思います。それでも行きましょ。ああ、行ってやる。気持ちは12ラウンドの亀田君で行ってやる。中川に呼んだコトを後悔させてやる。今回はやってやる。

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/11(Thu)
伊藤絢子さんの本。
 えー、先日街をパトロールしてた時に、本屋をパス・スルーしたんですけど、その時にアメリカの雑誌『FADER』を立ち読みしました。以前から、たまーにレゲエ関係も取り上げる雑誌なんですけど、本屋で見つけた号には(最新号?)、ジャー・キュアのインタヴューと、綺麗な写真が出てました。逮捕の時のコト、8年間の刑務所生活、今後のコト、色々と掲載されているので、見つけたら是非チェックしてみて下さい。


 で、本と言えば、同じくパトロール中に、『住んでみた「日の当たる島」』って本をゲットしました。ジャマイカに関する本です。ジャマイカとかレゲエに関する書物は、それなりにいつもチェックしてたつもりですけど、初版が04年のこの本を見たのは初めてでした。勉強不足ですな。

 著者は伊藤絢子さん。93年〜98年にジャマイカの日本大使館で勤務されていて、その時のコトを様々な角度から書かれている感じ。日々の生活のコトから、政治的なコトまで、コラムっぽい感じで読み易く書かれています。レゲエにはあまり興味を持たれなかったみたいで、多くは取り上げられていませんけど、レゲエを理解する上で必要なジャマイカの現実が数多く書かれていたりするので、面白いと思います。

 まっ、外務省の職員ということで、日本の外務省がどんだけジャマイカに貢献しているかとか、自分の仕事の実績とか成果とかも書かれていて、読んでいて引く部分もありますけど、ジャマイカの歴史や、政治や社会、治安とか、インフラとか、あと、ラスタとかマルーンのこととかも書かれてます。レゲエを聴く上で、知っておきたいコトがたくさん出て来ます。

 過度にレゲエやジャマイカに対しての愛情が無い部分、その客観的でクールな視点が良いです。多少、書かれている内容に古い部分もありますけど、それでも十分学習出来ますし、現在でも有効な内容です。ジャマイカに旅行される方とか、生活してみようと考えている方には特にお勧めか出来るかもしれません。

 個人的には、出て来る登場人物に知人も多くて、チト面白かった。あと、伊藤さんが、当時のジャマイカの日本大使のコトをディスっている部分にもアハハ。

 で、この伊藤さんですけど、一度すごーくお世話になった。95年だったと思うけど、当時勤めていた会社の時に、アルバムのリリース・タイミングに合わせて、フレディ・マクレガーを日本にプロモーション来日させることになったんだけど、そのビザを取得するのにかなり無理を聞いてもらった。

 フレディがツアーとかなんやらで、ビザ取得するのに必要なタイミングまでに日本大使館に行けなくて、「ヤベェー」と焦ってた時に、日本から直接電話して、色々と事情を説明したりして、伊藤さんに色々と助けてもらった。伊藤さんからは、膨大な資料とか書類を求められて、夜中に何十枚もファックスしたのを覚えているけど、それを送り終えた後に電話したら、「これで大丈夫です。では」とあっさりと電話を切られたのを覚えている。「たった一言? ホントにこれでビザ取れるの?」となんか不安でしたけど、その伊藤さんの協力もあって、来日の直前に無理矢理ビザをゲット出来て、「助かったー」って感じ。

 そんで、無事に来日出来たフレディに「大変だったんですよ。今回は特別に発行してくれたんですよ」と伝えたら、「アハハ、それは俺がフレディ・マクレガーだからだよ」と、勘違いなコトを言われて、イラッとしたのを覚えてます。

 で、その後、ジャマイカに行った時に、「お世話になったお礼を伝えたい」と、日本大使館を訪れましたけど、アポ無しで行ったので、伊藤さんには会えませんでした。当時、日本大使館に勤めていて、現在はジャマイカで日本料理屋(ヒルトンの2階のやつネ)とか、スライ&ロビーが拠点としているワン・ポップ・スタジオを運営しているAさんに、伝言と成田で暇つぶし用に買ってた雑誌とかをお土産代わりに残して帰ったハズ。

 なので、伊藤さんには直接お会い出来ていないままなんですけど、今回この本を見つけて、なんか「再会」出来た気分。伊藤さんが、こうやってジャマイカに関する本を書いてくれてたことを知って、嬉しかったです。色々な意味で有り難うございました。 

 まっ、見つけたら是非読んでみて。文芸社って会社から出てます。1,200円でした。自分はタワーレコードでゲットしました。

 そんな感じ。ではでは。

2007/10/10(Wed)
「若い」って何さ。
 えー、今朝もVPからのメールとかをチェックしてたら、「おおっ!」と思うものが。掲載しているフライヤーなんだけど、CMJ(アメリカのカレッジ・チャートとかを運営している団体)のフェスの一環で、VP主催のショーが実施されるとのこと。

 出演するのは、新作『BOOK OF LIFE』が来月にリリースとなるI・ウェイン、デビュー盤『FROM AUGUST TOWN』(大推薦)がリリースされたばかりのデュアン・スティーヴンソン、現在最も注目集めている『PARABLES』のトーラス・ライリー、そして『STB VOL.36』に収録の「Wrong Address」でブレイクした女性シンガーのエターナという、超美味しいメンツ。全員旬で、観たいアーティストばっか。そんで、このメンツでチケット代はたったの10ドル! まっ、学生向けというのもあるんでしょうけど、安過ぎでしょ。場所もマンハッタンのキャナル・ストリートというアクセスが良い場所ってのも良いな。いやー、ニューヨークが羨ましいです。来週の16日開催みたいなので、行ける人は是非。

 で、そんな素敵なニューヨークから、わざわざ「日本に行くどー」な人も。VPの社長が突然「今月末に日本に行きたいのでよろしくー」とのこと。結構忙しい時期なんだけどネ。ウチの事務所にも来るでしょうから、発送とか手伝ってもらおうと思ってます。


 えー、昨日はビクター・スタジオに。来月の21日にビクターさんからリリースしてもらうことが決定した、チーノの『UNSTOPPABLE』と、デリー・ランクスの『BREAK FREE』のマスタリングに。

 「2タイトルあるから、時間掛かるだろうな。一日じゃ終わらんかも」と思って出掛けたら、スタジオに着いたらほとんど出来てた。事前にマスターを全部エンジニアさんに預けていたんだけど、先にサクサクと進めてくれてた。以前からよく一緒にやっているエンジニアさんで、こちらの求めている感覚を理解していてくれるのもあるけど、エンジニアさんが言うには「マスターの状態がジャマイカのレゲエ作品としては素晴らしく整っていて、イジる必要が無かった」とのこと。どちらのマスターも仕上げたのは、〈ビッグ・シップ〉のスティーヴン・マクレガー君。流石ですな。

 ジャマイカ産のマスターは、今でも結構荒いものが多くて、例えば左と右のチャンネルが逆になってたり(「逆送」ってやつネ。そのままラジオとかでプレーすると放送事故とかになる可能性があるやつネ)とか、ヴォーカルが音のセンターに無くて、左か右に寄っていて、センターに合わせると他の音が消えちゃったりとか、まっ、結構大変。以前に、VPのスタジオを使った時に、マスタリング・エンジニアのポールさんも「毎回大変なんだよ」と嘆いてましたけど、結構そんな感じなんです。

 なので、昨日も行く前に「長い一日になるなぁ」とか思ってたら、そのエンジニアさんと、何よりスティーヴン君のおかげでサクサクと終了。バランスを確認したり、曲間とかフェイド・アウトとかをちょこっと編集したぐらい。どらちも音もそうだけど、内容もバッチリ。夕方には気分良く終了、って感じ。毎回こうであることを願います。


 で、気分良かったので、ビクター・スタジオから事務所まで歩いて戻ることに。テクテクと代々木公園の横を歩いてたら、外人二人組に話しかけられた。道聞くフリして、宗教勧誘だった。気分良かったので、話を聞いてあげた。そしたら、熱っぽく話されて、「イマカラ、シブヤノ、キョーカイニ、イキマショー」とか言われた。あまりに相手がカタコトなので、英語で「相手の都合も聞かないで、自分の都合を押しつけるようなコト言うのは良く無いと思うよん」と言ったら、「英語話せるの?」と言われて、ちょっとだけ勧誘とかと全く関係無い話をした。で、二人の話を聞いてたら、「寂しい」とか「食事が合わない」とか泣き言ばっか。でも、「日本の女の子はめちゃスウィート」には笑った。煩悩だらけ。

 で、「なんで俺に声掛けたの?」と聞いたら、「一人で寂しそうに見えたから」とのこと。寂しくねぇーよ、気分良く歩いてたよ。しかも「若いのに可哀想」だと。若くねぇーよ。「いくつに見える?」と聞いたら、「大学生?」だと。チト、嬉しくもなっちゃったけど、舐めんな、小僧ども。

 あー、でもそう言えば、先日のリョー・ザ・スカイウォーカーのライヴ会場でも、会いたくもねぇのに会ったロッカーズ・アイランドのニノ&ペペ&キタノの三馬鹿から、自分の格好とかに対して「随分若いっすねぇ」と言われてイライラ。ちくしょー、と思ってたら、横からイラストレーターのムラサキ君からも「なんか若くねぇっすか?」と言われた。まっ、三馬鹿は馬鹿なので許すけどよ、ムラサキ君、アンタに言われたくねぇーよ。自分が知る中で、アンタが一番若い格好してるよ。まっ、でも、どんどん年下だらけになる現場や会場の中で、アンタの存在には助かってるよ。オッサン同士、無理していきましょう。ええ、無理も大事。幾つになっても、毎日好きな格好していたいもんだ。今日も短パン。頑張るよ。

 そんな感じ。ではでは。