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VP RECORDS NEWS | 2014 JULY
8/11 update
01. MAXI PRIEST新作『EASY TO LOVE』VP RECORDSより登場!
03. [NEW!!] MAXI PRIEST EXCLUSIVE INTERVIEW - EASY TO LOVE


MAXI PRIEST

 先日にVP RECORDSから送られてきたMAXI PRIESTのインタヴューを確認しました。新作『EASY TO LOVE』はMAXI PRIESTの拠点であるUKで先月に先行発売されていますが、そのUKでの発売に合わせて現地で取られた内容でした。

 そのインタヴューの冒頭で、インタヴューをしたMAXI PRIESTを古くから知るNATTY Bは「新作はデビュー・アルバムの時のエナジーを感じる!」と新作を絶賛していました。それを受けて、MAXI PRIESTはその感想に同意しつつ、アチコチに話を飛ばしつつ、これまでを振り返ったりして、新作について話をしていました。

 以下はその発言の中から、MAXI PRIESTを、また新作を理解する上で「役立つかも」と思った部分の抜粋です。


MAXI PRIEST
 UKで生まれ育って、一般のUKの人達と同じようにソウルとかR&Bとかを聴いて楽しんでいた。JACKSON 5、MARVIN GAYE、OTIS REDDINGとかそういうのに夢中になっていた。あと、TVを通じて、ソウルとかR&Bだけではなく色々な音楽を聴いて育った。それと同時にジャマイカをルーツとした生活環境の中で、BOB MARLEY、JACOB MILLER、CULTUREとかのレゲエを聴いて育った。レゲエ・シンガーとして自分がスタートした当時から「R&Bのフレイヴァがある」とか言われるのは、そうした自分の生い立ち、育った環境の影響だと思う。

 UKで暮らしていると、自分達ジャマイカ系の人間はよく「自分のルーツを知れ(自分のルーツの音楽をやれ)」と言われる。けど、UKで育ったから、UKで与えられた影響が自分の歌に表れるのは当然だと思う。あと、よくUKでは「故郷に帰れ」とかも言われるけど、ジャマイカに行くと「君はジャマイカ人ではない、イギリス人だ」って言われる。自分の歌のスタイルも含めて、ジャマイカのものとは違うとされる。ただ、だからといって「だったら自分の故郷ってどこ?」とそれに戸惑うコトはなくて、それによって自分のスタイル、個性を確認できたとも思っている。

 自分はジャマイカをルーツに持ったUK育ちのレゲエ・アーティストとしての自負はあるし、そうやってキャリアをスタートさせた。そして、すぐにメジャーと契約をして長く活動をしてきた。その中で得られたものはものすごく大きいし、多い。ただ、その中で時としてレーベル側からの要望を受けてやらざるを得ないコトもあった。自分のスタートの時からを知っているファンには「なんで君がああいった曲を?」とか言われるコトもあったし、「いや、レーベルが・・」と言いたくなるコトもあった。レーベルの人達に対してレゲエのコトを説明したり、理解をしてもらわないといけない努力も必要だった。


EASY TO LOVE / MAXI PRIEST

JULY 30th RELEASE
VP1978 / VP RECORDS / IMPORTS
US: JULY Release

SONGS LIST
01. EASY TO LOVE
02. LOVING YOU IS EASY
03. EVERY LITTLE THING
04. IF I GAVE MY HEART TO YOU
05. GRAVITY
06. WITHOUT A WOMAN
feat. BERES HAMMOND

07. HOLIDAY
08. BUBBLE MY WAY
feat. ASSASSIN aka AGENT SASCO

09. YOUR LOVE TO ME
feat. DELAROSE

10. I COULD BE THE ONE
11. HEARTS ACROSS THE WORLD
+ NONE OF JAH JAH CHILDREN (iTunes BONUS TRACK)

 今回の新作を作る時にはどこのレーベルとも契約をしていなかった。作るきっかけになったのは一昨年のBERES HAMMONDの「In My Arms」(『ONE LOVE, ONE LIFE』収録曲)だった。アレを聴いていて「このリディムで歌いたい!」って思った。だから、そのリディムを作っていたジャマイカのCOLLIN “BUBLY” YORKに連絡して、彼にリディムを送ってもらって歌って送り返した。そしたらBUBLYが電話してきて『コレはヤバイぞ!』って仕上げてくれたのが「Easy To Love」だった。それがジャマイカとか、UKとかでもラジオとかでヒットした。

 それをきっかけにしてBUBLYと他にも曲を作り始めていたら、VP RECORDSから連絡があって、「Easy To Love」をウチからリリースしないか?」って誘われた。それで、BUBLYとVPと話し合うことにした。そこで新作のプロジェクトがスタートした。

 ジャマイカにはジャマイカのレゲエのスタイルがあって、自分はそれをルーツにして惹かれてきたけど、「Easy To Love」が「In My Arms」と同じリディムのように、そうやって人の歌の曲のリディムで歌ったりする現地のスタイルとかマナーをそれまでのレーベルに理解してもらうコトとかは優しくはなかった。VP RECORDSは現在はニューヨークが拠点だけど、ジャマイカからスタートしているし、長くレゲエのシーンに貢献しているパイオニアだ。言わなくても理解し合えるコトが多い。レゲエの共通言語を持っている。A&Rもそうだ。今までのようにイチイチ説明する必要は何もない。そうした感覚は久々だった。自分がスタートした時のようだった。

 VP RECORDSというレゲエのレーベルと一緒に仕事するコトで、自分をスタートした頃の感覚に自然と向かわせたとも思う。それと、BUBLYだけでなく、HANDEL TUCKER、SLY & ROBBIEとか、自分がスタートした時からリスペクトしていて、自分のキャリアに大きく貢献してくれたレジェンド達と再びジャマイカで一緒に曲を作ったコトもそうで、それが今回の作品に表れていると思う。

MAXI PRIEST デビュー・アルバムからもう17年ぐらい経っていると思う。あの時から時代もレゲエも変わっている。それは間違いないし、それと同じように自分が変化していることは間違いない。ただ、新作を作る中で、あの当時の感覚、スタイル、あとエナジーに戻っているような感覚はある。時間が進む中で、原点に戻っていくような感覚はある。君が「デビュー・アルバムのエナジーを感じる」と言うのも理解できる。新作は自分の今後のキャリアにおいても特別な作品になると思っている。


 コレを見ていて、自分としては「納得」と膝をワン・ドロップでした。ある意味、新作の魅力が全て説明されているように思いました。ただ、現在のユーツをはじめとする多くの人にとっては、MAXI PRIESTは90年代、全米『Billboard』で1位を獲得した「Close To You」の人、またその後に日本のTVドラマ主題歌としてヒットした「Love Somebody」の人、かもしれません。ココでMAXI PRIESTが言う「スタート」「デビュー・アルバム」「原点」とは、それ以前のコトです。

 と、言うことで「虎の穴」です。藤川毅さんに緊急登板頂きました。MAXI PRIESTの「スタート」「原点」について書いて頂きました。それを知って頂くことでMAXI PRIESTを、そして本作のコトをより理解できると思います。あと、藤川さんも書かれていますけど、是非本作だけではなく、その当時のMAXI PRIESTの作品を実際に聴いてみて下さい。そうするときっともっと好きになります、MAXI PRIESTも新作も「Easy To Love」になります。

八幡浩司(24x7 RECORDS)

MAXI PRIEST EXCLUSIVE INTERVIEW - EASY TO LOVE

MAXI PRIEST『EASY TO LOVE』


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