CELEBRATING 50 YEARS OF JAMAICA & JAMAICAN MUSIC by 24×7 RECORDS
2012年ー。今年はジャマイカが独立して50周年を迎えます。
1492年にクリストファー・コロンブスが島に上陸、その存在をヨーロッパに伝えことでカリブの小島は歴史上に登場します。1509年にスペイン領となり島を開拓、先住していたアラワク族を酷使して、その数が減少すると西アフリカから奴隷として黒人を輸入し始めました。その後、1670年には侵攻したイギリス領となり、1959年にはイギリスから自治権を獲得、1962年8月6日にイギリス連邦加盟国としてジャマイカは独立しました。
ジャマイカはその歴史の中で、先住のアラワク族、上陸・制圧したスペイン／イギリス系白人、奴隷として輸入されたアフリカ系黒人、労働力として受け入れた中国／インド系東洋人と、様々な人種で構成されています。国家としてのスローガン「Out Of Many, One People」は、そうした「様々な人種の壁を超えて一つの国民になろう」ということを訴えてもいます。
1962年の独立当時はジャマイカの音楽産業の創成期にも重なります。もともと存在していたカリブ音楽／アフリカ音楽を基に、アメリカのジャズ／黒人音楽を消化して誕生したスカの全盛期でもありました。このスカ期に現在のジャマイカン音楽のビジネス・モデルが確立され、以降現在までの50年間の間に、ロック・ステディ、ルーツ・ロック・レゲエ、ダンスホールへと変遷、またダブやラヴァーズ・ロック他様々な音楽スタイルも登場していきます。そして、それは様々な人種で構成されたジャマイカの音楽らしく、世界中の様々な人種に愛され、現在は一つの音楽ジャンルとして広くに支持されるようになっています。また、ロック／パンクにも多大な影響を与え、ヒップホップ／ジャングル／ダブ・ステップのルーツとしても広くに認知されています。
カリブの小島ジャマイカで登場した音楽は50年間に渡って世界中で響き続けています。スカのように快活に、ロック・ステディのような哀切を、ルーツ・ロックのように強い信念を、ラヴァーズ・ロックのように愛情に包んで、ダブのような創造性を込めて、ダンスホールのように躍動して、世界中の街を、人のハートを響かせ続けています。
世界中の多くの人達と同様に、ジャマイカの音楽とそのカルチャーに魅了されている24×7 RECORDSは、その素晴らしさを享受されるだけではなく、さらにより多くの人達にココ日本で伝えることを目指しています。このジャマイカ独立50周年の特別な年に際して、24×7 RECORDSは、改めてそのジャマイカの生んだ音楽、その歴史とカルチャーに改めてリスペクトを込めた特別記念企画「CELEBRATING 50 YEARS OF JAMAICA & JAMAICAN MUSIC」をスタートします。ＣＤ／レコードだけではなく、ジャマイカを伝える様々なものを紹介、制作・販売発売して、記念すべき本年を盛り上げていきたいと思います。どうかご期待願います。
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