↓2007/11 MONTHLY NEWS

11月です。今年もあとわずか。今月も力を振り絞って。めげずに読みきればいいことあるかも。

VP RECORDS
VP RECORDS 今月の復習。

 えー、今月もまずはVP RECORDSのリリース関係からザクザクといきましょ。


DUANE STEPHENSON & TARRUS RILEYのプロモ・ビデオです。


DUANE STEPHENSON
▲ DUANE STEPHENSON


TARRUS RILEY
▲ TARRUS RILEY


 VP RECORDSからUS現地9月リリースされて以来、ずーっとプッシュし続けているDUANE STEPHENSONのデビュー・アルバム『FROM AUGUST TOWN』ですけど、ココ最近になってジワジワと盛り上がっている感じ。勿論、未だ未だアンダーグラウンドの小さなマグマですけど、大きな可能性を持って育っている感じ。無名のシンガーのデビュー・アルバムとしては、とっても良い感じ。

日本国内でも、アルバムのセールスとかオーダーはリリース直後よりも順調。各店頭での店内演奏/試聴機演奏とかで、実際に聴いてみた上で購入して頂いている方が多いみたいなのも嬉しい限り。「聴けば分かるさ」とは、よく使う言葉なんだけど、実際に聴いてもらうまでが実は大変。聴いてくれた皆さん、購入してくれた皆さん、そして店頭演奏/試聴機演奏、あとキャプション・カード等を作成してくれている各店頭担当者のご協力に大感謝。それと、作品のレヴュー等を掲載してくれたりしている媒体関係者にもナフ・リスペクト。日本では、伸びやかな歌声で切なく歌われる「Misty Morning」他、数多く収録されているスロー/バラード曲が特に人気高いみたいですな。

 で、気になるジャマイカやアメリカでの反応ですけど、これまた良い感じで上昇中。TARRUS RILEYと共にツアーしているコトや、TARRUS RILEYと同じくDEAN FRASERがプロデュースしているコトとかで、現在のTARRUS RILEYの大人気に便乗した感じで注目を集めている部分もありますが、それをきっかけとしつつも、その確かな実力とアルバム内容で確実に人気も獲得している感じ。ジャマイカの各メディアでの露出を見ても「TARRUS RILEYの次はコイツ」と同時に、「TARRUS RILEYとは違う魅力に溢れたシンガー」と絶賛されていたりします。

 そんで、振り返ってみると、TARRUS RILEYも昨年秋にVP RECORDSからデビュー・アルバム『PARABLES』をリリースして、しばらくしてからジワリジワリと盛り上がって、今年の頭からドーンとブレイクしました。まっ、DUANE STEPHENSONも同じ展開となるように期待したいところです。そうそう、TARRUS RILEYと言えば、現在大ヒット中の「She's Royal」とか、同じくヒットした「Be Ware」や「Stay With You」への問い合わせが多いですけど、全て『PARABLES』に収録されているのでヨロシクです。

 えー、話は戻ってDUANE STEPHENSONですけど、現在現地ではアルバム収録曲の「Fairy Tale」と「Cottage In Negril」が人気。「Fairy Tale」はプロモーション・ビデオも制作されて、かなりの露出されているみたい。あと、「Cottage In Negril」は、今月リリースとなる『STRICTLY THE BEST』のシンガー編『VOL.38』に収録されることが決定したので、今後さらに広がっていく期待大。

FAIRY TALE / DUANE STEPHENSONGULLY SIT'N / ASSASSIN
 で、今回はVP RECORDSから「Fairy Tale」のプロモ・ビデオが到着したので、アップ!あと、合わせてTARRUS RILEYの「She's Royal」のビデオもアップ!「観れば分かるさ」とか言っておきましょ。是非こちらをチェック!

CHECK!!
DUANE STEPHENSON / FROM AUGUST TOWN DUANE STEPHENSON / FROM AUGUST TOWN

VP RECORDS / VP2347/IMPORTS/ OUT NOW!!
本サイトで視聴できます!CLICK HERE!! 視聴

VP2334 TARRUS RILEY / PARABLES

VP RECORDS/VP2334/IMPORTS/OUT NOW!!
「She's Royal」視聴はこちら! 視聴

VP RECORDS

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VP RECORDS
VP RECORDS 今月はコレ。

I-WAYNE最新アルバム『BOOK OF LIFE』。
プロモ・ビデオもどーぞ。


 まず最初に訂正&謝罪です。今月6日にUSリリースとなりますI-WAYNEの新作『BOOK OF LIFE』ですが、これまでこのサイトでも、弊社製作の広告とかで「3年振り」って掲載してますけど、「2年振り」の間違いです。単純な勘違いによるミスです。恥ずかしいったら無いです。前作『LAVA GROUND』は2005年のリリースで、それ以来「2年振り」って感じでヨロシクです。あー、格好悪る過ぎ。反省してます。申し訳ございませんでした!

 えー、気を取り直していきましょ。改めてですけど、I-WAYNEはラスタ・シンガー。05年に「Can't Satisfy Her」が大ヒットしてブレイク。「Lava Ground」「Life Seeds」「Living In Love」とかヒット曲を多数リリースしている人気者。JAH CURE、RICHIE SPICE、GYPTIAN等と、現在のルーツ&カルチャー・ムーヴメントを牽引する存在。

 で、敬虔なラスタでありますけど、ジャー讃歌とかよりも、日常的なコトをテーマに取り上げた曲が多く、社会や世界に対してのメッセージ・ソングも、ラスタとしてと同時に、一人の生活者としての視点で描かれているコトの方が強い感じ。ゆえに普遍的と言うか、より多くの人に伝わり易いのかも。そうした独特のバランス感覚と世界も人気の理由だったりします。

 で、最大の魅力は、やはりその「揺れる歌声」だと思います。伸びやかに歌い上げたり、ガナったりしないで、囁くように切々と歌います。裏声とかの使い方が絶妙で、心地良い浮遊感を持った歌い方です。GREGORY ISSACSが良い例ですけど、レゲエには「ヘナヘナ系」(褒め言葉です。念のため)のシンガーが昔から存在しますけど、I-WAYNEもそうした一人と言っても良いかもしれません。で、こういう歌声と、それがワン・ドロップのリディムに乗っかると妙な化学反応が起きて、「うーん、スゲエな。こりゃ『レゲエ』としか説明出来んな」と感じるハズ。ヘナヘナなんだけど、力入っていないんだけど、なんかタフでクールで強いんです。酔拳とかでヤラれるとこんな感じなんでしょうか。

 そんで、その独特のバランス感覚や世界観、あとその声と歌唱スタイルも、I-WAYNEの場合は「狙って作られている」感じが全くしなくて、自然にそうなっちゃった感じ。自然と言うか天然な感じ。発掘したプロデューサーはきっと思ったハズ、「スゲエ奴を見つけたー!」と。で、きっとこういう天然君を「天才」と人は呼ぶんだと思います。

 さて、『BOOK OF LIFE』ですけど、I-WAYNE自らがプロデュースした作品。前作から現在までにリリースされているヒット曲を中心とした内容では無く、逆にそれにとらわれること無く、本作のコンセプトである『生きるコト』、『人生』に合致した内容の曲で構成されている感じ。

 VP RECORDSのA&Rは、「I-WAYNEは、近年多くのアーティスト達が死や破壊を助長する歌を歌っていることに危惧を抱いていて、『生きるコト』『人生』をテーマとした作品を作ることを考えた」と説明します。またI-WAYNEは「自分は『生きるコト』『人生』を讃えている。それをそのまま自然に伝えたい。太陽、月、星、風を讃えていれば、間違いは起こらない。そして、それが自分の心のバランスを作ってくれる。生きることは愛するコト、そして愛することは生きるコト」ともコメントを寄せています。I-WAYNEの言葉は難解な部分もあるかもしれないですが、「生きるコトの素晴らしさを伝えるポジティヴな作品」という捉え方で間違いは無いと思います。

 アルバム・タイトル曲で先行シングルの「Book Of Life」は、自らの28年の人生で学んだコトを説明すると共に、それを理解してもらうことを望んで書かれた曲。そして「Life Is Easy」は、厳しい現実に生きるサファラー達に人生を、ユニークな視点でポジティヴにサヴァイブする術を説く曲。この他、DJ、LADY Gを迎えた「Jealousy And Abuse」は、ジャマイカに多いドメスティック・バイオレンスの根絶を訴える曲であったり、〈DON CORLEON〉制作の「Need Her In I Arms」は、男女間の恋愛の重要性を伝える曲で、共に愛ある生活の重要性を説く曲。その他、「Politics And Religion」や、「No Unnecessary War」は、荒れる世界情勢を憂うと同時に、それで犠牲になる人々の人生の大切さを説く曲。とにかく、強く愛をもって生きることの大切さを様々な角度から伝えてくれる曲が並びます。その他「Natural Ites」「Dart To them Heart」等、既発7インチ人気チューンも収録してますが、最初から最後まで一環したテーマが流れています。

I-WAYNEのステッカー
▲ MORE INFO!!
TOWER RECORDS全店で、購入者に先着でI-WAYNEのステッカーをブレゼントします。かなりレア・アイテム。是非ヨロシク。


 で、制作はI-WAYNEの所属する〈LOYAL SOLDIERS〉を中心に、複数のレーベルを横断。特に最先端の人気リディムとか、流行に関係するものは含まれていません。フィーチャリングで参加しているアーティスト達も、前出のLADY G以外は、DEVA BRAT、INIBALL、IYAH V.等々、まだ無名なアーティスト達がほとんど。でも、心配ご無用。その分と言うと良く無いですけど、プロデューサーでもあるI-WAYNEが何を表現したかったのかが明確に伝わると同時に、その丁寧に練られた曲と構成にもブレが無く、ガッチリとコンセプチュアルなアルバムとして楽しむことが出来ます。派手さはないですけど、実に「よーく出来たアルバム」という感じ。あと、ABBESYNIANSの名曲「Satta Massagana」のリディムをリメイクした「Free The People」とかがあるからと言うわけでは無いですけど、往年のルーツ・ロック・レゲエの息吹を感じさせてもくれて、良い意味でレイド・バックした部分もナイス。まっ、タフなサウンドをバックにしたあの歌声との組み合わせでもうヤラれますな。えー、今後時代に関係無く、長く愛聴出来る直球なレゲエ作品だと思います。是非チェックして下さい。


Book Of Life / I-WAYNEGULLY SIT'N / ASSASSIN
 で、最後にですけど、今回はアルバム・タイトル曲の「Book Of Life」のプロモーション・ヒデオをアップ!
長い文章を読まされてウンザリした後に、是非観てちょ。

SHAGGY最新アルバム『INTOXICATION』。
プロモ・ビデオもどーぞ。


 説明不要のダンスホール伊達男、インターナショナル・スター、SHAGGYの新作『INTOXICATION』が、11月13日にUSでリリースとなります。デビュー以来、長年メジャーを活躍の舞台としていたので、初のVP RECORDSからの作品で、再びジャマイカのダンスホール・シーンに活動の中心に置いたSHAGGYの「現在」が凝縮された作品。

 で、何度も書いてます通り、本作は日本では8月にポニー・キャニオンさんから先行発売されていますので、既にご存知&ゲットされている方も多いと思います。ただ、USをはじめ世界的にはココからリリースで、ココから色々と反応や動きもありそう。「Church Heathen」「More Woman」とかヒット曲が多数収録されていますけど、まだまだココから世界的なヒットが出て来る可能性もありますので、是非引き続きヨロシクです。 SIZZLAとCOLLIE BUDDZを迎えた「Mad Mad World」は押さえておくべきビッグ・チューン。

Bonafide Girl / SHAGGYGULLY SIT'N / ASSASSIN
 で、今回はアルバム収録曲で現在大プッシュ中の「Bonafide Girl」のプロモーション・ビデオをアップ!これぐらいの文章量で良いんじゃない?とか思った後に、
是非観てちょ。

『STRICTLY THE BEST』。購入者特典はなんかスゴいっす。


 えー、毎年恒例のVP RECORDSの名物シリーズ『STRICTLY THE BEST』の本年度盤が
US現地で今月20日に登場します。


  再確認ですけど、『STRICTLY THE BEST』は、VP RECORDSの数あるコンピレーション・シリーズの中で、一番の長寿シリーズ。今年で17年目で、毎年11月のサンクス・キヴィング・デー〈感謝祭・祝日〉に合わせてリリースされています。最新のジャマイカ/ニューヨークのレゲエ/ダンスホール・シーンに密着した最新ヒットを厳選収録した内容で、シーンの「旬」と共に、今後のヒットまでも収録してきました。そう、このシリーズに収録された後に、世界的にビッグ・ヒットした曲はかなり存在しています。その確かな目配りこそが売りで、シリーズがここまで長く続く大きな理由の一つとなっています。信頼性は高いんです。

 で、その内容から、夏にリリースされる『REGGAE GOLD』シリーズの兄弟企画ともなっていたりして、両シリーズを毎年押さえていくことで、大まかにレゲエ/ダンスホール・シーンの動きがキャッチ出来たりします。つまりシーンのサンプラーとしての役割や、揃えていくことでレゲエ/ダンスホール辞典が出来ちゃうという感じ。資料価値も高いんです。なので、いつも書いてます通りに、ファンにはマストですし、膨大なリリースと猛烈な速さで展開するシーンをキャッチするのが難しい人や、ビギナーにとっては最適なアイテムだと思います。まずは「最近のレゲエってどんな感じ?」とチェックしてみて、そこからチューン/アーティスト/リディム単位で掘り下げていくので良いかと思います。まずは慣れていきましょ。

 で、今年の『STRICTLY THE BEST』ですけど、例年通りに「DJ編 /VOL.37」、「シンガー編/VOL.38」の2タイトル同時発売となります。収録予定楽曲は掲載の通り。VP RECORDSのブート/不法ダウンロード等の対策として、ダミーが含まれているかもしれませんけど、コレに近い感じになると思います。全曲解説は来月に。でも、一見して分かる通り、今年はかなり豪華メンツのビッグ・チューンがズラーリ。ジャケットも含めて昨年度よりも格段にパワー・アップした感じとなってます。毎年「間違いナイ」けど、今年は特に抜群なハズ!

STRICTLY THE BEST VOL.37 [DJ SET]
VARIOUS ARTISTS
STRICTLY THE BEST VOL.37 [DJ SET]

VP RECORDS/VP1810/IMPORTS
US: NOV.20 OUT!!

STRICTLY THE BEST VOL.37 [DJ SET]
VARIOUS ARTISTS
STRICTLY THE BEST VOL.38 [SINGERS SET]

VP RECORDS/VP1811/IMPORTS
US: NOV.20 OUT!!

TRACK LIST >>
01. KAT DELUNA FEATURING ELEPHANT MAN − WHINE UP 視聴
02. SEAN PAUL − PICK IT UP & DROP IT
03. BEENIE MAN − BACK IT UP
04. COLLIE BUDDZ − MAMACITA
05. MUNGA − TAKE MY PLACE
06. VYBZ KARTEL − EMPIRE ARMY
07. MAVADO − TOUCH THE ROAD
08. ASSASSIN − DEM A SISSY 視聴
09. MUNGA − EARTHQUAKE
10. BUSY SIGNAL − THESE ARE THE DAYS 視聴
11. TARRUS RILEY − PROTECT YOUR NECK
12. ASSASSIN − WE LOVE THE GIRLS
13. SUN AKA GIESHA FEATURING WYCLEF JEAN, ELEPHANT MAN & TONY MATTERHORN − CHINA WINE
14. LADY SAW − ME AND MY CREW
15. MAVADO − BROWN BOTTLE
※曲目/曲順は変更となる可能性があります。


TRACK LIST >>
01. TARRUS RILEY − SHE’S ROYAL
02. JAH CURE − TO YOUR ARMS OF LOVE 視聴
03. DA’VILLE − THIS TIME I PROMISE
04. QUEEN IFRIKA − BELOW THE WAIST
05. TAMMI CHYNN − OVER AND OVER AGAIN
06. KIM DAVIS FEATURING SIZZLA − HUSH
07. MORGAN HERITAGE − MAKE IT OFFICIAL
08. BERES HAMMOND − NOT FOR SALE 視聴
09. BITTY MCLEAN − LET THEM TALK
10. ETANA − ROOTS 視聴
11. JAMELODY − GIVE THANKS
12. RICHIE STEPHENS − COME TO JAMAICA
13. DUANE STEPHENSON − COTTAGE IN NEGRIL
14. ALAINE − SINCERELY
15. RAS SHILOH − NEED YOUR LOVE
※曲目/曲順は変更となる可能性があります。


『STRICTLY THE BEST』では、日本独自の企画を実施します。


 そして、情報です。今年の『STRICTLY THE BEST』では、日本独自の企画を実施します。
TOWER RECORDSさんとTSUTAYAさんで、『VOL.37』と『VOL.38』の2タイトルを同時購入された方に、先着でMIGHTY CROWNがミックスした『VP RECORDS SAMPLER 2007-2008』をプレゼントします。詳しくは各店頭まで確認願いますが、数に限りがありますので、是非予約等で確実にゲットして頂ければと思います。

 で、この『VP RECORDS SAMPLER 2007-2008』ですが、2007年にVP RECORDSからリリースされたカタログから、MIGHTY CROWNが22曲選曲して、それをミックスすると共に、MCでコメントしていく内容。ミックスはSUPER-G、そしてMCはMASTA SIMONが担当。通常のミックスCDとも違ったMIGHTY CROWNとしても「かなりレア」(SUPER-G談)なアイテム。是非お楽しみに。

 そんで、なぜ「『VP RECORDS SAMPLER 2007-2008』を制作して、このような使い方をすることになったのか?」にも説明しておきたいと思います。
 そもそものきっかけは、一昨年の冬のコト。MIGHTY CROWNのウエア・ブランドのNINE RULAZの展示会の会場で、SUPER-Gと話したコトがきっかけ。人気サウンド・マンとして、全国各地でお客さんを目の前にプレーをするSUPER-Gに、「どーやったらレゲエを、特にジャマイカのレゲエを伝えたら良いか?」とか、色々と質問してたりしてたんですけど、その中で「伝えたい曲は何度もプレーし続けないといけない。二年ぐらいプレーし続ける曲とかもあったり、毎回必ずプレーする曲もあるけど、そーやって繰り返し伝え続けていかないと広まらない。覚えてもらわないといけないし、覚えてもらわないと楽しめない部分もあることを分かってもらわないといけない」とか、色々と「なるほど」と思える話をたくさんしてもらいました。で、「VP RECORDSとかも、ただ『聴いてくれ』とか『買ってくれ』と言い続けるだけではなくて、その前に実際に聴かせてみて、その上で買ってもらうようにしてみるのも大事だと思うよ。アメリカとかでは、VP RECORDSのサンプラーCDとかってストリートって配ってたりするけど、それは日本では出来ないの? そういうのを配ったりするのも、聴いてもらったり、CD買うきっかけになると思うよ」と言われて、「確かにそーだよねー」と思ったりしたわけ。

 で、それ以来、ずーっと「なんとか日本でもサンプラーCDとか配ってみたいな。ラジオも少ないし、店頭で試聴機に入れてもらえる作品も限られているし、聴いたこと無い人にも、まずは聴いてもらえるようにしたいな」と思い続けて、VP RECORDS側に説明したり、交渉したりしてた感じ。

 そんで、色々な制約やら、諸事情もあって、時間は掛かったけど、今年の夏の終わりになって、VP RECORDSから「『STRICTLY THE BEST』の購入者特典というカタチでならOK」と回答をなんとかゲット出来た、って感じ。まっ、『STRICTLY THE BEST』は特定のコア・ファンに限定した作品ではないし、より多くの人に伝えたい作品でもあるし、サンプラー配布対象として最適。そんで「2タイトルにつき1枚のサンプラー」での配布なら、壁となってた制約とかも回避出来るし、なんとか出来るぞって感じ。で、ミックスに使用する曲は、『STRICTLY THE BEST』とダブりを少なくして、出来るだけ他のリリース作品からチョイスして、より多くの作品を紹介しよう、となった感じ。今回のサンプラーは紙ジャケットを使用してますけど、裏面に各収録曲と同時に、それが収録されているアルバムやジャケットを掲載したのもそれが理由。あと、ミックスを担当するのがMIGHTY CROWNっていうのは、VP RECORDSからの強い意向でもありました。コレはMIGHTY CROWNが「世界のサウンド」という証明かもしれません。

 で、SUPER-Gに電話。雑談してから時間は経っているし、実現させるための経緯や過程は一切説明して来なかったんだけど、「あのさ、ずっと前の展示会で話してことなんだけど」と切り出したら、「ああ、サンプラーでしょ? 覚えてるよ。やれるの? だったらやるよ」と、即答で返してくれてチト感激。で、そこから大将のMASTA SIMONにも話してみたら、「ああ、良いねー。そういうのやった方が良いよー」と協力的。タイミング的には、MIGHTY CROWNも特にMASTA SIMONはめちゃくちゃ忙しい時期だったので、とりあえず最初に話したいきさつもあって、「今回はSUPER-Gが一人でやる」って予定だったんですけど、DAVID RODIGANの来日公演の楽屋で、突然MASTA SIMONが「あのサンプラー、俺もやった方が良い? MCとかやろうか?」と言い出したので、「えっ? 時間あるの?、やってくれるのは嬉しいけど・・」とだけ言ってたら、その後日に突然MASTA SIMONから電話掛かってきて「あのさ、今からやるんだけど、えー、確認したいのはー」といきなりやってくれることに。電話の後ろからはSUPER-Gの声もして、二人で「やるぞー」って雰囲気。で、その日というのは、実際はMASTA SIMONにとっては超忙しい日だったハズで、それを押してでもやってくれたことに大感謝。その翌日には手渡しでマスターをゲット。MASTA SIMONに礼を言うと、「良い感じだと思うよ。聴いてみてよ」とサラリ。SUPER-Gにも礼を伝えると「面白いと思うよ。レアだよ、レア」と笑うだけ。二人とも相変わらず男前ですな。

 まっ、理由と経緯はそんな感じ。『STRICTLY THE BEST』と同様に、是非このサンプラーCDに収録している曲も伝えていきたいところ。「アイテム」と言うと、タオルやライターみたいな「グッズ」みたいで嫌だけど、伝えたいのは何よりも収録されている曲。とにかく聴いて欲しいし、知って欲しい。まずはそこから。まっ、たかが特典ですけど、今回はチト色々と気持ちが熱い特典。是非、ヨロシクです。

VP RECORDS

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VP RECORDS
VP RECORDS 今月の予習。

今後のリリース予定はこんな感じ!!


 今後のVP RECORDSのリリース情報です。

BUJU BANTON / INNA HEIGHTS
BUJU BANTON
INNA HEIGHTS 10th Anniversary Edition
VP RECORDS/VPPH1768/IMPORTS
BUJU BANTON / INNA HEIGHTS
 US現地12月11日に、BUJU BANTONの97年の大名盤『INNA HEIGHTS』が再発決定!! 発売10周年を記念したスペシャル・エディションで、CDにDVDをプラスした2枚組で登場。CDにはボーナス・トラック3曲を追加収録、そしてDVDはアルバムがリリースされる直前の96年の「REGGAE SUNFEST」でのBUJU BANTONのライヴを約40分収録。さらに『INNA HEIGHTS』収録のビッグ・ヒットで、BUJU BANTONの代表曲の一つでもある名曲「Destiny」のプロモーション・ビデオも収録予定。

言うまでもなく、『INNA HEIGHTS』は、94年のBUJU BANTONの歴史的名盤で、ターニング・ポイントとなった『TIL SHILOH』の後にリリースされたアルバムで、『TIL SHILOH』の延長線上でさらに進化・深化させた大名作。「Destiny」「Hill & Valleys」「Give I Strength」「Love Sponge」、またTOOTS HIBBERTとの「54-46」、KING STITCHとの「Small Axe」等の数多くのヒット曲が大量に詰め込まれた現在でも色褪せない大名盤。レゲエ・ファンにとっては「定番」で、「アレからもう10年かぁ〜」でしょうけど、未聴のユーツ達はこの機会に確実に押さえておいて下さい。是非お楽しみに。

BYRON LEE & THE DRAGONAIRES / ESSENTIAL BYRON LEE
BYRON LEE & THE DRAGONAIRES
ESSENTIAL BYRON LEE
- 50th Anniversary Celebration
VP RECORDS/VP4120/IMPORTS
CD+DVD/ US: DEC.11 OUT
  同じくUS現地12月11日には、BYRON LEE & THE DRAGONAIRESのベスト・アルバム『ESSENTIAL BYRON LEE』が発売決定!! これはBYRON LEEの活動50周年(!!)を記念した作品で、こちらもCD&DVDの2枚組。CDには、レゲエというよりもジャマイカ音楽シーンの創成期から活動してきたBYRON LEEのヒット曲をコンパイル。加えて、BYRON LEEによるレゲエの定番曲のカヴァーも大量収録で、BYRON LEEのベストであると同時に、ジャマイカ音楽のベスト・チューン集的な色合いも。スカからダンスホールまで、そして勿論ソカも。「Jamaica Ska」「Dragon Dance」「Dancehall Soca」「54-46」「Bam Bam」「Only A Fool」「Redemption Song」他、全24曲収録予定。

 またDVDは、07年の「AIR JAMAICA JAZZ & BLUES FESTIVAL」でのライヴを約50分収録。最新のBYRON LEE & THE DRAGONAIRESのライヴ映像は貴重なハズ。ライヴにはMARCIA GRIFFITHS、MIGHTY SPARROW等もゲスト出演。その「現役」で活躍し続けるジャマイカの音楽王の最新の姿を是非ご確認下さい。そして、さらにBYRON LEE自らが、その歴史を振り返る「THE DRAGON SPEAKS」という約30分のドキュメンタリー映像も収録予定!! これも激貴重&注目なハズ。是非お楽しみに。

VP RECORDS

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24×7 RECORDS24×7 RECORDS こんな感じ。

 ココからはVP RECORDS以外の弊社関係ものをご紹介しましょ。

DELLY RANX & CHINO
デビュー・アルバム日本先行発売決定!!


 さて、これまでもご案内してきましたけど、DELLY RANKSとCHINOのデビュー・アルバムが正式に発売決定しました!!
2タイトルとも今月11月21日に、ビクター・エンタテインメントさんから日本先行発売となります。両アーティストとも、現在〈BIG SHIP〉を拠点に活動するアーティストで、弊社が〈BIG SHIP〉の日本窓口となっている関係で、今回のリリースに関与&サポートしている感じ。是非頼みます。


 で、今月も長々と書いてますけど、まだまだココから。ガッチリとご紹介していきましょ。



★DELLY RANX / BREAK FREE

COVERS-IRIE DELLY RANX / BREAK FREE
VICTOR ENTERTAINMENT
VICP-64008 /¥2,520/解説付き
11月21日・日本先行発売

TRACK LIST >>
1. BREAK FREE INTRO
2. GIRL FRIEND
3. LOYAL SOLDIER Featuring NITTY KUTCHIE 視聴
4. INSIDE BEAUTY COUNTS
5. YOU’RE SO YOUNG Featuring CHRISINTI
6. LOSE CONTROL Featuring WAYNE WONDER
7. SOLID
8. REDBULL & GUINNESS Featuring CHINO 視聴
9. GHETTO WHISKEY Featuring CHINO
10. BREAK FREE
11. LOVE AND DEVOTION Featuring JIMMY RILEY
12. KEEP THEM TALKING
13. TAKE IT TO THEM
14. HATERS 視聴
15. ME AND MY FRIENDS


DELLY  本名:DELROY FOSTER。
ジャマイカ出身。

 「高校時代は飛行機のパイロットにも憧れていた」と言うが、10才の時にDJコンテストで優勝するなど、その自らの音楽の才能を信じて、アーティスト/レゲエ・DJへの道を目指すようになる。すぐにチャンスは訪れ、高校卒業後間もなく、「Gal No More Than You」(93年)でデビュー。同年にリリースした「Hotty Hotty Gal」が、ジャマイカのチャートで3週間連続で1位を獲得してプレイク。当時は“アイドルDJ”として人気を獲得する。

DELLY  以来、特定のレーベルやクルーに所属すること無く、独自の道で着実に活動を続ける。「Wagga Wagga Fat」「What A Gal Can Wine (feat. RIK ROK)」、「Headache (feat. ELEPHANT MAN)」、「Social Girlfriend」、「Real Black Woman」、「Granny Teaching」、 「Three Steps Forward (feat. DA'VILLE)」、「What a Gal Can Wine」(VP RECORDS/『REGGAE GOLD 2000』収録)、「Where I Come From」(ビクター/『MIGHTY CROWN-DANCEHALL RULER 2001』収録)、そして、「Pon Di Corner」、ジャマイカでチャートの1位を獲得した「Weddy Time feat. VOICE MAIL」、「Regular Girl」、「Siren feat. BERES HAMMOND」等々、コンスタントにヒットを量産。また、ジャマイカの「REGGAE SUNFEST」等をはじめ、ジャマイカやカリブ、アメリカやヨーロッパでのショーやツアーにも参加して、着実に人気実力派ダンスホール・DJとしての確かなポジションを確立していく。

DELLY また、アーティストとしての活動だけでなく、プロデューサーとしても活躍中。06年には、話題の17才のプロデューサー/トラック・メーカー、〈BIG SHIP〉のSTEPHEN McGREGORを起用して制作した[RED BULL & GUINESS]リディムが大ヒット。大きな話題を集め、ELEPHANT MAN、WAYNE WONDER、IDONIA他、数多くのビッグ・ヒットがこのリディムから誕生。その後も[GHETTO WHISKEY]、[GANGSTA PLAYER]他、人気リディムを制作。同時に、各リディムからヒットを放つDELLY RANXの人気も急上昇し、注目を集めている。現在は自らの〈PURE MUSIC〉〈DI RANX〉を運営しつつ、〈BIG SHIP〉ファミリーの一員としても活動中。  昨年夏には「REGGAE SUNSPLASH JAPAN」にFREDDIE McGREGOR、CHINO、STEPHEN McGREGOR等と共に〈BIG SHIP〉ファミリーの一員として初来日。また、今年には日本人プロデューサーのHASE-Tが制作監修しているコンピレーション・アルバム『REGGAE GOLD MINE』(コロンビア)にも「Buss A Blank」で参加する等、日本でも着実にその知名度が上昇中。

DELLY そして、今年、これまでのキャリアを考えると意外であるが、デビュー・アルバムとなる『BREAK FREE』を遂にリリース!! 自らの〈PURE MUSIC〉〈DI RANX〉からは勿論、STEPHEN McGREGORの〈BIG SHIP〉、SLY & ROBBIEの〈TAXI〉、SCATTAの〈KING OF KINGS〉等、人気レーベルを横断したヒット曲&新曲を中心とした、DELLY RANXのこれまでのキャリアと、勢いに満ちた「現在」が凝縮された強力作&充実作。WAYNE WONDER / CHINO / JIMMY RILEY / CHRISINTI他、人気アーティストも多数参加。[RED BULL & GUINESS][12 GAUGE][GHETTO WHISKEY]は勿論、[ONE TWO][SIDEWALK UNIVERSITY][MAD INDIAN]等、人気リディム・チューンも多数。  現在進行形の最新ダンスホール・リディムで聴かせるDJとしてのエンターテイメント性と、ワン・ドロップ・リディムで聴かせるラスタとしてのポジティヴでコンシャスなメッセージ性のバランスが絶妙で、起伏に富んだアルバム構成も見事。おそらく想像するよりも格段に良く出来ている傑作。満足度高いです。是非確認して下さい!



Bonafide Girl / SHAGGYGULLY SIT'N / ASSASSIN
 で、今回はアルバム収録曲から「Break Free」のプロモ・ビデオが到着したので、アップ! アルバムの中ではある意味異質な曲だけど、DELLY RANXの一面を伝えるディープなコンシャス・チューン。是非確認してみて!


★CHINO / UNSTOPPABLE

COVERS-IRIE CHINO
UNSTOPPABLE
VICTOR ENTERTAINMENT
VICP-64009/¥2,520/解説付き
11月21日・日本先行発売

TRACK LIST >>
1. DO SO FAH 視聴
2. GIRLS DEM STR8
3. HIGH GRADE ALONE
4. NATURALLY
5. REDBULL & GUINNESS featuring DELLY RANX
6. KEEP IT REAL
7. HANDWRITINGS featuring DENNIS BROWN 視聴
8. WEED SMOKE
9. CHRONIC TO MY BRAIN
10. MOUTH BADMAN
11. INNA DI CLUB
12. HARDCORE [TOP RANKIN]
13. RISE IT
14. ALL NIGHT
15. GIRL DEM WANT
16. SUCCESS 視聴


CHINO 本名:DANIEL McGREGOR。
1983年ジャマイカ出身。

 ヴェテラン人気シンガーのFREDDIE McGREGORの息子として生まれ、人気女性シンガーのYESHEMABETHが姉、現在話題の17才の天才プロデューサーのSTEPHEN McGREGORが弟という音楽一家、恵まれた音楽環境の中で育つ。子供の頃から聖歌隊で歌い、ジャマイカ総理の前でも歌うなどしたが、高校時代からサウンド・システム・クルー、OMEGA DISCOの一員として活動を始め、当初はアーティストではなるつもりは無かったという。また当時から父FREDDIEの設立した〈BIG SHIP〉レーベルのスタジオで、曲作りやプロデュース業も始め、DA'VILLE、T.O.K.、WAYNE MARSHALL、そして父FREDDIEに楽曲を提供したり、制作したりもしていた。

CHINO  そうした中、レゲエ/ダンスホールだけでなくヒップホップにも興味を持ち、人気ダンスホールDJのPAPA SANの弟で、WAYNE WONDERのクルーであるBRYAN SANからの勧めで、ラッパーとして楽曲への参加をする。そして、以来「CAPPACHINO」の名前で、ジャマイカでは数少ないラッパーとして活躍。人気レゲエ・アーティストのKIP RICHとの「Leggo Di Bwoy」「Gimmi Di Gyal」の2曲で、ジャマイカ・チャートの1位を獲得して、大きく注目を集める。そして、高校を卒業と同時にマイアミに渡る。TRICK DADDYやTRINAで知られるヒップホップ・レーベル〈SLIP'N SLIDE RECORDINGS〉の一員となり、全米各地をツアーするなど活躍をする。また、グラミー賞にノミネートされた父FREDDIEのアルバム『ANYTHING FOR YOU』(VP RECORDS/ビクター)に収録された「There's a Reward For Me」に参加するなど、レコーディング活動も活発に。

CHINO ジャマイカに帰国して、芸名を「CHINO」と変えて、ヒップホップを消化したレゲエ/ダンスホール・アーティストとして再出発。父FREDDIE、弟STEPHENと共に〈BIG SHIP〉の中心的存在として、「Buss It Pon Dem」、「Top Ranking」、「Do So Fah」、また人気レーベル〈H20〉から「Inna Di Club」、盟友DELLY RANXとのスマッシュ・ヒット「Red Bull & Guinness」等々をリリースし、そのルックスの良さもあって、女性を中心に大きな人気を獲得。ダンスホール・シーンの新たなるアイドルとして、大きな注目を集めている。また最近は、〈BIG SHIP〉と〈DON CORLEON〉のトップ・レーベル間の“抗争”の中で、〈BIG SHIP〉をディスし〈DON CORLEON〉側の人気アーティストのMUNGAに喧嘩を仕掛けるなど、存在感を強く現している。
 日本には、これまで父FREDDIEと共に数多く来日。昨年夏には「REGGAE SUNSPLASH JAPAN」にも参加。また、この秋にリリースされる中島美嘉のシングル「永遠の詩」にも、楽曲冒頭のMCで参加する等、様々なカタチで露出され、人気・知名度が上昇中。

CHINO 『UNSTOPPABLE』はキャリア初のアルバム。弟であり、現行ダンスホール・シーンでトップに君臨するプロデューサー/トラック・メーカー、STEPHEN McGREGORを中心に、SLY & ROBBIE、JAM2、SCATTA等の人気プロデューサーが集結し、CHINOの変幻自在で、自由で「新しいダンスホール」スタイルが詰め込まれた激強力盤。今後のシーンの将来を担う期待の存在としての可能性に溢れた注目作! 是非ご期待を!

24×7 RECORDS

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最近の出来事

update : NOV.15th.2007


 どもです。すっかり「更新」するのを忘れてました。って言うか、特に何か書かないといけないわけでもないような気もしてますけど、とりあえず続けて来たので書いておきましょ。

 えー、最近の出来事ですけど、毎日更新している「DAILY NEWS」の通りなんですけど、ちょっこっと書き加えておく感じでいきましょ。

 10月末から今月の頭に掛けて、約一週間の滞在期間で、ニューヨークからVPの社長さんと、マイアミからVPマイアミ支部の大将が日本に来ました。二人とも初来日。ウチがVPの日本正規代理店となってから約7年ですけど、その間に一度も来てなかったんですけど、遂にやって来た感じ。

 で、今回の来日の目的は簡単に言うと「打ち合わせ」。まっ、この7年間の間にウチを通じて、輸入盤の流通網を広げたり、日本盤をリリースしたり、着うたとか配信関係のビジネスを開始しているんですけど、そうした関係先を中心に数多くの取引先や、今後取引するかもしれない方々と会ったり、色々と打ち合わせをした感じ。「DAILY NEWS」にも書きましたけど、ほとんど毎日朝から晩まで、次々とミーティングを続けて行く感じでした。

 結構大変でした。ずっと真面目な打ち合わせばかりですし、スケジュールや移動や食事や様々なコトを全てケアしていくので、頭も身体も疲れました。打ち合わせが多い分、アーティストのツアーよりも疲れました。

 でも、振り返ってみると、良い時間でした。VPの社長とは、ウチが正規代理店を始めた時から当然知り合いですし、日々のやり取りも多いですし、年に何度かはニューヨークで会ったりしてますので、「よく知った人」という気持ちではいました。ただ、今回ほどずっと一緒に居たことは無かったので、仕事の案件以外のコトも含めて、たくさん会話をして、意見を交換して、これまで知らなかったコトや、気付かなかったコトをたくさん知ることが出来ました。おそらくVPの社長にとってもそうだったと思います。まっ、こうやって互いの間に存在する、ズレや違いを確認出来たことと、それを認め合うことで、次の関係が生まれると思ってます。そういう意味では、個人的には大きな前進を感じました。

 社長の日本の印象は「素晴らしい」でした。音楽業界はシステム化されていて、流通も、配信もよく整備されている印象を持ったみたいです。全ての打ち合わせを終えた後に、「今回たくさんの関係者と会って、ビジネスの上では有意義な話し合いが持てた」と話してました。

 ただ、同時に「会った人の中で『レゲエを好き』という人はほとんど居なかったネ」とも。「アメリカでも音楽業界の中で現在のレゲエに興味を持っている人達は少ないんだけど、それが現状の一番の問題なんかもしれないな」と。結局、流通でも配信でもそうですけど、そのシステムがいかに効率的で高度に存在していても、扱う作品や商品、そのアーティストやカルチャーへの理解が低いと、音楽は、少なくともレゲエは届かないというコトです。「スタジオや現場、シーンで生み出される“熱”を、冷ますこと無く、そのままにマーケットに確かに届けていくためには、その間に立って、それを扱うことを生業としている人達は、その音楽とカルチャーを正しく理解しないといけないのではないか? あるいは、そもそもそうした理解をしていない人が扱うことが罪なのではないか?」。そんなコトを話し合いました。それは、自分達にも向けられるコトですが、そうした自分達の責任とかについてもかなり話し合いました。それが、個人的には今回の社長来日時のハイライトかな、と。

 で、そんな話し合いの中で、社長が「特に印象的だった」と語ったのが、短い時間でしたけど、訪れた数店のCD&レコード店。置かれている商品にバイヤーさん達自らが手書きでコメントを書いたキャプション・カードに感激していました。「アメリカでこんなことをしている店はほとんど無いよ」と言いながら、そのカードごとに「コレは何て書いてあるの?」「何て説明してるの?」と聞いてきて、感心しきりでした。で、その後の話し合いの中でも、「ああやってコメントを書いてくれている人達の情熱こそが大事で、彼らこそがレゲエを届けてくれている人達」「日本で一番感動したのは、あのキャプション・カードという文化と、それを仕事とは言え厭わずに書いてくれている人達の存在」と話してました。

 「音楽業界関係者にレゲエ好きが少ないのは、もしかしたら仕方無いことだし、それを嘆いても意味が無い。理解を求めて行くしか無い。ただ、店頭とかにはそうした人達がたくさんいるし、日本には数多くのサウンド・システムも存在する。そうした人達の理解と努力があって、遠く離れたジャマイカの音楽は日本に広がっているし、ファンを拡大させている。もっとそういう人達と協力して、助け合って、音を届けていきたいな。大きなビジネスを考えることも大切かもしれない。でも、そうした考え方も同様にとっても大切でしょ」。そんな感じで話し合いを終えました。

 えー、多くの方にはどーでも良い話かもしれませんけど、なんか社長が帰国してからもずっと気持ちに強く残ってる話です。最近はこの話のコトをよく考えています。とりあえず「最近の出来事」ってことで。来月はちゃんと書きます。スイマセン。

文責:八幡浩司(24×7 RECORDS)

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